アーティスト・村上隆の初監督作品となる実写映画『めめめのくらげ』が、2013年4月26日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開される。

『めめめのくらげ』メインビジュアル(※下段の画像は2004年に発表された絵画作品「めめめのくらげ」) (C)Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

村上隆は、世界的に注目され続けているアーティスト。近年はヴェルサイユ宮殿やカタールのAI-Riwaq エキシビジョンホールといった場で個展などを開催している。国内ではルイ・ヴィトンや六本木ヒルズ、アーティストのカニエ・ウェスト、ゆずとのコラボレーションを展開している。

村上が初めてメガホンをとる映画『めめめのくらげ』は、10年以上前よりフルCGアニメーション作品として構想していた、オリジナルアニメの企画をベースにした実写映画。震災後の日本を舞台に、ファンタジーの世界を描き出すジュブナイル作品だ。同作には実写+CGの融合による表現が用いられており、CGカットのみで約900カット強にものぼる。現在は1年以上前から取り組んでいる編集作業の最中で、既にシリーズ2作目の『めめめのくらげ2』の制作にも取りかかっているとのことだ。

また、村上隆は同作について、「子どものころ夢中でみていたゴジラ、ウルトラマンなどの特撮の世界。そして、大人になっても『スターウォーズ』やスピルバーグ、宮崎駿など、熱は冷めなかった。この作品はそれらの要素といまの日本の混沌をまぜこぜにした、新しいSFファンタジーです」とコメントしている。

なお、同作の主人公の正志を末岡拓人、ヒロインの少女・咲を浅見姫香が演じる。脇を固める俳優陣として、窪田正孝、染谷将太、斎藤工、鶴田真由、黒沢あすか、津田寛治などが名を連ねている。

映画『めめめのくらげ』は、2013年4月26日より、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次ロードショー。