「首都圏集客力ランキング(利用商業施設)トップ10」

日経グループの総合調査機関「日経リサーチ」は、首都圏の消費者約15,000人を対象に、首都圏商業施設の利用実態調査「商圏センサス(首都圏センサス)秋調査」を実施。調査の結果、4月26日にオープンした「渋谷ヒカリエ」が、上位常連の百貨店をおさえて第1位を獲得。前年(2011年9月)トップだった「ルミネ新宿」は8位に後退した。調査期間は9月21日から10月1日。

首都圏に所在する主要商業施設約700について「直近3カ月以内に利用した商業施設」を対象者に尋ねたところ、第1位は「渋谷ヒカリエ」、第2位は「銀座三越」、第3位は「伊勢丹新宿店」、第4位は「西部池袋本店」、第5位は「ヨドバシAkibaビル(マルチメディアAkiba)」となった。

今年オープンした「東京スカイツリー(東京ソラマチ)」の集客力ランキングは13位、「ダイバーシティ東京プラザ」は23位、「ルミネ有楽町店」は34位となっている。

「女性年代別 集客力ランキング」

女性の年代別でみると、「渋谷ヒカリエ」は女性20代後半から40代の幅広い層で1位を獲得。

「ライフスタイル意識」

また、「渋谷ヒカリエ」利用者の「ライフスタイル意識」を、参考データ「1都3県全体(利用施設平均)」、「東急百貨店 東横店」と比較してみたところ、「渋谷ヒカリエ」利用者のうち、もっとも意識が高い項目は「流行、はやりもの好き」だった。

次いで、「ファッション・デザインにこだわり」、「インテリア好き」、「好きなもののためならぜいたくを」、「高級ブランド好き」、「自己啓発に取り組み」となった。

この結果から同社では、「『1都3県全体』や近隣の『東急百貨店 東横店』と比べて『渋谷ヒカリエ』はより感度の高い層をひきつけているといえる」と分析している。

なお、調査の詳細は、同社ホームページのコラム「Hit&Hot」で見ることができる。