小売専門コンサルティング企業 米RetailSailsの最新の調査によると、AppleのApple Storeが米小売チェーン店舗の売り場面積あたりの売り上げで昨年に引き続き首位となったことがわかった。

サンフランシスコのApple Store

MacコンピュータやiPhone、iPadをはじめ、アクセサリ、サポートサービスもそろうApple Storeの1平方フィート当たりの売り上げは年間6050ドルで、2位の宝石店Tiffany&Co.に倍以上の差をつけている。

この結果は全米の小売チェーン200社以上のフロア1平方フィート(約930平方センチメートル)あたりの売上高を調べた年次調査によるもので、業種は15種、合計で約20万店に及ぶという。

Apple Storeは昨年に続いての1位であり、1平方フィート当たりの売り上げは6050ドル。昨年の5626ドルから7%以上の増加となる。2位のTiffany&Co.は3017ドルで、3位はアウトドアアパレルlulumemon athletica(1936ドル)、4位にバッグ・アパレルCoach(1871ドル)と続く。トップ10の多くが高級ファッションブランドであり、Apple Storeは唯一のハイテク業となる。

ただし、1店舗あたりの売り上げではCostco Wholesaleがトップ(13万7170ドル)で、Apple Storeは9位(5万1148ドル)となっている。

オンラインショッピングなどチャネルが多様化する中、米国では小売業の売り上げの90%が、ブリック&モルタルといわれる店舗からによるものとRetailSailsは報告している。