東急電鉄はこのほど、5000系車両をモチーフにした同社マスコットキャラクターの愛称が「のるるん」に決まったと発表した。8~9月にかけてインターネットを通じて募集していたもので、6,206件の応募の中から選考により選出された。

東急線マスコットキャラクターの愛称が「のるるん」に

同キャラクターは今年8月に初登場。キャラクター設定は5000系車両に準じたものとなっており、設定上の誕生日は5000系が営業運転を開始した2002年5月。おちゃめだが優しくもの静かな(人と環境に優しい)性格で、何をするにもあまり力を入れずにさらっとやってしまう器用さ(使用電力40%削減)が特徴。人知れずダイエット(軽量化)に励む真面目な一面もある。東急バスのイメージキャラクター「ノッテちゃん」とはいとこ同士とのことだ。

同社では、「のるるん」命名の理由について、「『乗る』や『るんるん』を連想させ、電車に乗ることの楽しさを表現しており、幅広い年代のお客さまにとって呼びやすく、親しんでいただきやすいこと、また、いとこにあたる東急バスのマスコットキャラクター『ノッテちゃん』との親和性もあるため」としている。

現在、「のるるん」は東横線渋谷駅構内にカウントダウンモニュメントとして設置されたほか、11日に同駅で行われた命名記念イベントにも参加した。東急電鉄では今後も、東急線の各種イベントなどに積極的に登場させて鉄道事業のPRを図る考えだという。