NTTレゾナントは11月13日、Androidアプリ開発者を支援するクラウド型サービス「Developers AppKitBox(デベロッパーズアップキットボックス)」の提供を開始した。Developers AppKitBoxは、クラウド上のAndroid端末をレンタルできる「Remote TestKit for Android」や、開発者に有益な情報を知らせる「Knowledge Note」を提供するサービス。

Developers AppKitBoxのサービスイメージ

Remote TestKit for Androidは、必要なときに必要な時間だけ、クラウド上のAndroid端末をレンタルして実機検証用途で使うことができる。実機が手元になくても簡単にアプリやWebページの検証などが行えるため、購入コストや維持・管理コスト、環境構築コストを抑えられる。発表時点でのサービス提供は46機種となっている。

【Remote TestKit for Androidの主な機能】
- マウス・キーボード・タッチパネル(Win8タブ)を用いたリモート操作
- PCからのリアルタイムキー入力
- レンタル終了時の端末初期化機能
- アプリ(apkファイル)によるリモートインストール
- DDMS、ADT Plugin for Eclipseを用いたリモートデバッグ
- adbシェルを用いたリモートコマンド実行
- 画面キャプチャおよび画面操作の録画
- 画面回転(Android 2.3以降)、画面サイズの変更

Remote TestKit for Androidをレンタルするには、利用権を購入して、利用者の端末に専用ソフトをインストールする必要がある。料金は利用時間によって異なり、4万円で50時間、7万5000円で100時間利用可能。また、1月上旬から1時間の利用権が900円で販売される予定になっている。なお、初期登録を行うと2.5時間分の無料チケットがもらえるという。

Remote TestKit for Androidの利用手順