Texas Instruments(TI)は、6社のSoM(システム・オン・モジュール)ベンダと協働し、インダストリアル製品の開発を簡素化かつ迅速化する「OMAP 5プロセッサ」搭載モジュール製品を発表した。

同プラットフォームは、デュアルコアのARM Cortex-A15プロセッサ・アーキテクチャをDSP、Cortex-M4、および複数のオンチップ・アクセラレータ群が補完することで、POSシステムやポータブルのデータ端末など次世代のインダストリアル向けアプリケーションをサポートすることが可能となっている。

Cortex-A15による、高性能なアプリケーション処理のほか、内蔵DSPのリアルタイム・プロセシングによる解析、および制御を高い柔軟性および性能で実現することが可能。また、オンチップアクセラレータによる、フルHDビデオ(1080p)処理および2D/3Dグラフィクス処理も実現可能となっている。

なお、OMAP 5はOSM/ODM向け製品で、同プロセッサ搭載モジュール製品は、Embedded++、GreenBase、Jorjin、Phytec、SecoおよびVarisciteの6社から販売が予定されている。