トヨタ自動車とマツダはこのほど、マツダのメキシコ工場でトヨタの北米向けを中心とした車両を生産することで合意した。

マツダのメキシコ工場で、「デミオ」をベースとしたトヨタの小型車を生産するという(写真はマツダ「デミオスカイアクティブ」)

今回の合意内容は、2013年度稼動予定のマツダの新工場で、2015年夏頃から「Mazda2(日本名デミオ)」がベースのトヨタブランド小型車を生産するというもの。年間5万台程度生産し、トヨタ販売店で販売する。

2011年6月にマツダが公表したデータによると、同社の新工場はメキシコのグアナファト州に建設され、「Mazda2」や「Mazda3(日本名アクセラ)」を生産するという。従業員数は3,000人で、生産能力は年間14万台。トヨタブランドの車両を生産するにあたり、トヨタは能力増強分の設備投資および開発費用について、応分を拠出するとしている。

この合意により、トヨタは北米などにおける商品ラインナップの強化を図り、マツダはメキシコ新工場の生産台数増加による生産効率の向上や収益への貢献をめざす。