俳優でV6の岡田准一、榮倉奈々、栗山千明らが8日、茨城・常総市立図書館にて行われた映画『図書館戦争』の記者会見に出席した。

左から福士蒼汰、田中圭、榮倉奈々、栗山千明、石坂浩二

原作はシリーズ累計280万部を突破した同名小説。公序良俗を乱し、人権を侵害する表現が取り締まられた2019年の近未来を舞台に、武力行使さえも許される不当な検閲から"本"を守る自衛組織「図書隊」の戦いを描いた。岡田が演じるのはその図書隊員の鬼教官・堂上篤で、榮倉は新米女性隊員の笠原郁を演じた。

鬼教官を演じた岡田は、印象に残るシーンについて「笠原を平手打ちするシーンで、一発『パン!』と叩いたら、泣かれてしまいました…」と語り、「ものすごい罪悪感でその後のセリフは動揺を隠せませんでした(笑)」と苦笑い。一方、涙を見せてしまった榮倉は「私は親にも殴られたことがないので、想像を超える衝撃でした(笑)」と彼女にとっても一生忘れられないシーンとなったようだ。

また、この日は、田中圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二も出席し、これまで未発表だった共演陣が明らかになった。小牧幹久役を演じた田中は、「コンビを組んでいる岡田さんに、見劣りしないように頑張っていきたいです」と意気込みを語り、柴崎麻子役の栗山は「アニメ化の際に、人から私に似ているキャラクターがいると聞いて、その後、原作を読んで興味を持ちました。自分が好きな作品に出演できることが、とても光栄です」と作品との縁を明かした。

映画は2013年4月27日から公開。9月29日にクランクインし、防衛省(陸上自衛隊・航空自衛隊)協力のもと、航空自衛隊入間基地、熊谷基地や、水戸、甲府、北九州など全国各地の図書館で撮影を行なっている。12月初旬にクランクアップ予定。