全体では、「同じ沿線」を許容できるのは58.9%

不動産情報サービスのアットホームは8日、"上司との距離感"についてのアンケート調査結果を発表した。同調査は 8月17日~8月21日、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県在住で、都内に勤務している一人暮らしの20代独身OL・サラリーマン600名を対象に、インターネットリサーチにて実施された。

上司と「同じ最寄り駅」は、男性は49.0%がOK。女性は24.7%にとどまる

直属の上司と「同じ沿線」「同じ最寄り駅」「同じ建物」に住むことについて聞いたところ、「うれしい」「どちらかというとうれしい」「特に何も思わない」を「許容範囲」と捉えると、許容できると考えている人の割合が、「同じ沿線」では58.9%となった。

ただし、「同じ最寄り駅」の場合、男性は49.0%と約半数なのに対し、女性は24.7%にとどまる結果となった。上司との自宅の距離に関する"許容のボーダーライン"は、男性が「同じ最寄り駅」まで、女性は「同じ沿線」までと、異なる。また、全体的に女性の方が許容範囲が狭く、ボーダーラインが厳しい傾向が見られた。

「同じ最寄駅」を許容できる男性は49.0%、女性は24.7%に

上司からの誘い、「ランチ・飲みはOK」だけど「FB の友達申請はNG」

直属の上司からの「ランチ」「飲み」の誘い、「Facebook の友達申請」については、「うれしい」「どちらかというとうれしい」「特に何も思わない」と回答した、許容できると考える人の割合は、全体で「ランチ」は72.4%、「飲み」が72.0%に。

「ランチ」「飲み」ともに、7割以上がOK

一方、「Facebook の友達申請」に関しても、許容できると考える人が男性は半数以上であるのに対し、女性は30.1%にとどまる結果となった。

「Facebook の友達申請」は女性の7割がNG

上司と「恋愛についての会話」、男女とも3割が「する」

直属の上司と「仕事の悩みについての相談」「恋愛についての会話」をするかを聞いたところ、「仕事の悩み相談」に関しては、「よくする」「たまにする」と回答した人の合計が全体で43.8%、「恋愛についての会話」は30.0%だった。

3割が「恋愛についての会話」をしている

男女別に見ると、男性は「仕事の悩み相談」を「よくする」「たまにする」と回答した人の合計が45.6%、「恋愛についての会話」に関しては30.3%だった。女性は「仕事の悩み相談」が42.0%、「恋愛についての会話」は29.7%が、「よくする」「たまにする」と回答した。

男女ともに、「仕事の悩み相談」は4割以上

愛社精神度は、63.8%が50点以上と回答

直属の上司との仲の良さを100点満点で回答してもらったところ、全体の平均点は54.8 点で、男性の平均点が55.5点、女性が54.1点だった。点数の分布を見ると、50点以上を回答した人の割合が76.5%に上っている。

直属の上司との仲の良さは「50点以上」が76.5%

現在勤務している会社をどのくらい愛しているか、愛社精神度を100点満点で回答してもらったところ、全体の平均点は49.8 点で、男性の平均点51.3 点、女性が48.3点となった。点数の分布は、50点以上を回答した人の割合が、63.8%に上った。

愛社精神度の平均点は、ほぼ50点

上司との仲良し度と愛社精神度の関係を調べてみると、上司との仲良し度を高く回答している人ほど、愛社精神度も高く回答しており、上司との仲良し度と愛社精神度は密接に関係している様子がうかがえる。

上司との関係が良好なほど、愛社精神度が高い傾向に