日本板硝子は11月8日、欧州での建築用フロートガラス製造ラインを閉鎖すると発表した。閉鎖するのは、スウェーデンおよびイタリアの製造ライン。

スウェーデンの製造ラインの所在地はハムスタッドで、製造設備は建築用フロートガラス製造ライン1基、従業員数は約230名となっている。

スウェーデンの製造ライン閉鎖は収益改善施策の一環であり、生産能力を最適化し、固定費の削減を図る。閉鎖は2013年3月頃の予定で、閉鎖に関わる費用は約64億円。

イタリアの製造ラインの所在地はポルト・マルゲラで、製造設備は建築用フロートガラス製造ライン1基、従業員数は約140名となっている。

イタリアの製造ラインは、既に窯の燃焼を継続したまま生産を休止し、ホット・ホールドとされているが、市場の景気回復が当面見込まれないため、ホット・ホールドを中止し、ラインを閉鎖する。閉鎖は2013年1月頃の予定で、閉鎖に関わる費用は約16億円。