三和シヤッター工業は11月8日、10月より営業社員の営業支援ツールとして1,400台のiPad(Wi-Fi + Cellularモデル)を導入したと発表した。

導入したiPadには、同社の全カタログデータ175種類を内蔵しており、ネットワーク経由で最新版のカタログデータをダウンロードすることができるため、常に最新の情報を顧客に提案できる。

また、シャッターやドアなど「動く建材」を扱うメーカーとして、紙のカタログでは表現できなかった「スピード」と「音」を伝えるため、全64種類の商品動画をiPadに搭載。これまでは、顧客に動画DVDを渡すなどして対応していたが、商品動画の搭載により、効率的な提案が可能になった。

iPad内には、カタログや動画以外にも提案資料や戦略商品資料が格納されており、日々アップデートされている。これにより同社では、顧客や社会の要望の変化に対応した提案活動が可能となり、営業員一人ひとりの提案力の向上が期待できるとしている。

iPad を用いた提案営業イメージ

そのほか、ガレージドアやマンションドアを提案する際は、外観をiPad搭載のカメラで撮影の上、相手の好みに適したガレージドアやマンションドアのデザインや色をシミュレーションし、その場で具体的な完成イメージを提案することができるようになった。

同社では、営業支援ツールを順次拡充し、主力商品のシャッターやドア以外の間仕切・ステンレス・自動ドアなどを含めた多品種販売を推進していくという。