多くのユーザーにとって小口なアップデートに留まるとみられるGoogleの最新OS「Android 4.2 (Jelly Bean)」だが、セキュリティ面では比較的大きな変更点が加えられているようだ。Googleによれば、4.2にはアプリのインストール前にマルウェアかどうかを検出するスキャンプログラムが組み込まれており、Google Playを中心に野放図に拡大するアプリストアのセキュリティ問題に対処していこうとしている。

同件はComputerworldがAndroidのエンジニアリング担当VPのHiroshi Lockheimer氏のコメントとして紹介したもの。これは登録されるマルウェアやフィッシングアプリの拡大を受けて、Googleが今年2月にGoogle Playに導入したアプリのリアルタイムスキャン機能を拡張したもの。もともとの機能はサーバ側でGoogle Play内のアプリを検出するものだが、新機能ではサードパーティ製のアプリストアなど、Googleの販路を経由しないアプリについてもインストール時に端末側でチェックが可能になるようだ。クラウドを利用したウイルススキャンのような仕組みだが、セキュリティ強化対策の一環となる。

(記事提供: AndroWire編集部)