アップルは2日、午前8時より7.9インチディスプレイを搭載した小型タブレット「iPad mini」と第4世代となるiPad「iPad Retinaディスプレイモデル」を発売した。アップル製品といえば、発売前の長蛇の列が形成され、ある種「祭り」となるのが恒例だ。

マイナビニュースが行った独自調査では、およそ7割の人がiPad miniを「購入したいと思わない」と回答していたが、東京のアップルストア銀座には発売開始時点で約300人もの人が列を成していた。この300人という数字が多いのかどうか気になる。そこで、過去の製品発売時はどうだったのか比べてみた。

■発売開始のニュース記事はこちら
iPad miniの販売がスタート - アップルストア銀座に300人の列

マイナビニュースが、10月24日~10月26日にかけてマイナビニュース会員782人を対象に行った独自調査では、iPad miniを「購入したいと思う」と答えたのは11.1%(87人)、「購入したいと思わない」が68.9%(539人)で、検討中が19.9%(156人)と、およそ7割の人がiPad miniを不要としていた。

マイナビニュース調査より「iPad miniの購入予定の有無について」

この数字からはiPad miniの人気があまりないように見えるが、過去と比べるとどうなのか。調べたところ、2010年5月の第1世代iPadの時は、アップルストア銀座に約1,200人、iPad 2では約400人、第3世代iPadでは約450人が列を作っていた。いずれもアップルからのコメントや取材時の目測によるものだが、これまでの製品と比べるとiPad miniの行列は少し短めという程度。

2日朝の行列の様子

もちろん「不要」と感じる人もいるだろうが、それよりもWi-Fiモデルのみの発売ということに加えて、第1世代iPadが発売された2年半前と比較して、タブレット市場に競合するライバルが増えてきているということも影響しているだろう。

特にiPad miniと競合する7インチクラスのタブレットでは、Googleの「Nexus 7」やAmazonの「kindle Fire」「kindle Fire HD」をはじめとする強力なライバルがひしめいており、機能面でも価格面でも攻勢をかけている。iPad miniはほかのタブレットと比べてどうなのか様子を見ているユーザーも多いとみられる。

iPad mini、Nexus 7、kindle Fire HDどの製品やプラットホームがユーザーから支持を受けるのか注目だ

ちなみにiPhoneシリーズの各製品発売時の、アップルストア銀座の行列は、iPhone 3GSが約30人、iPhone 4が500人以上、iPhone 4Sが約800人、iPhone 5が700から800人だった。