住友金属鉱山は11月1日、資源・精錬分野における技術・設備面での競争力強化のため、研究開発部門に「資源・精錬開発センター」を新設し、その拠点となる研究棟を建設すると発表した。

「資源・精錬開発センター」では、ニッケル年産15万トン体制にむけて、既存の製造プロセスの効率化を図るとともに、新プロセスの研究開発を推進する。

研究棟には、資源・精錬に関する研究設備を常設し、工場、研究所および工務部門に分散していた資源・精錬関係の技術者を集結させることで、研究開発のスピードアップとレベルアップを図るとしている。

資源・精錬開発センターの研究棟の建設場所は愛媛県新居浜市(現ニッケル工場敷地内)。建築面積は1110平方メートル、延床面積は1620平方メートルとなっており、工期は2012年11月から2014年2月の予定。投資総額は約10億円とされている。