川崎重工は11月1日、清水建設と共同で、東京ガス子会社の東京ガス・エンジニアリングから、東京ガス日立LNG基地向け地上式LNGタンク1基および地上式LPGタンク1基の建設工事を受注したと発表した。同基地は2015年度内に稼働開始予定。

今回受注した地上式LNGタンクは、PC(プレストレストコンクリート)防液堤外槽一体型のタンクであり、同社によると地上式LNGタンクとしては世界最大級になるという。

東京ガス日立LNG基地は茨城県日立市の茨城港日立港区内に位置し、東京湾内の既存3基地と連携することで供給インフラ全体の安定性の向上を図る。

受注したLNGタンクの主な仕様は、形式がPC防液堤外槽一体型 地上式LNGタンク、容量が23万キロリットル、内槽設計温度がマイナス162度、内槽内径が約86メートル、貯槽高さが約59メートルとなっている。