ドコモ、iPhone 5対象のnano SIMカード「ドコモnanoUIMカード」を提供へ

NTTドコモは、SIMロックフリーのiPhone 5などの端末で利用可能なnano SIMカード「ドコモnanoUIMカード」を11月1日より提供を開始する。全国のドコモショップで受付を行い、新規にドコモ回線を契約する場合は契約事務手数料として3,150円かかる。LTEには非対応となるがiPhone 5でドコモ回線を利用した通信が可能になる。

nano SIMカードを利用することで、SIMロックが設定されていない端末に「ドコモnanoUIMカード」を使用してドコモ回線を使った通信が行える。現時点でのドコモnanoUIMカード対応端末はiPhone 5のみ。SIMロックが設定されているソフトバンク、イー・モバイル、ディズニーモバイルブランド販売されている端末や通信方式の異なるauブランドで販売されている端末についても非対応となる。ソフトバンクモバイル、KDDI版のiPhone 5では利用できない。

同SIMカードを利用する場合の制限として、ドコモnanoUIMカードが利用可能なiPhone 5でもLTE通信はできず、Xi対応エリア内でもFOMA(3G)通信となる。800MHz帯、1.7GHz帯を使用したFOMA(3G)通信も行えない。iモードやspモードなどのサービスについても対応しない。

注意点としては、ドコモショップでは原則として、同SIMカード装着時の動作確認を実施しておらず、一切の動作保障も行えないという。このほか、携帯電話が技術基準適合証明などを受けていることが条件となる。技術基準適合証明などを受けた携帯電話機には、技適マークがあり、この技適マークがない携帯電話での使用は、電波法違反になるため、ドコモのネットワークへの接続を拒否する場合があるという。

受付は全国のドコモショップで行われ、新規にドコモ回線を契約する場合は手数料として3,150円が必要。ドコモ回線契約のあるユーザーは形状変更を伴うSIMカードの変更を過去1年で行った場合には、SIMカード発行手数料として3150円かかる。それ以外は無料となる。

(記事提供: AndroWire編集部)