三菱電機は10月30日、GPSなどの衛星測位システムの受信回路に使用される低雑音増幅器として、コンデンサなどの周辺部品を取り込み、雑音指数0.75dBを実現した衛星測位システム用低雑音増幅器「MGF7301」を11月1日により発売することを発表した。

同製品は、従来は外付けしていた入出力のコンデンサとインダクタを内蔵し、受信回路の小型化を図ることが可能。また、1.45mm×1.0mm×0.5mmの小型リードレスプラスチックパッケージを採用しており、基板面積の小型化も可能になるという。

また、スタンバイモードを備え、衛星測位システム未使用時の消費電力を10μAに低減することが可能なほか、トランジスタの微細化により、雑音指数0.75dBの低雑音を実現している。

対応周波数は1559MHz~1610MHzで、利得は19.0DdB(VDD2.7V時)/18.5dB(VDD1.8V時)、動作電流は5mA(VDD2.7V時)/4.5mA(VDD1.8V時)となっている。

なお、サンプル価格は25円(税別)で、量産時は月産300万個の生産を予定している。

三菱電機の衛星測位システム用低雑音増幅器「MGF7301」