AKB48の高橋みなみ、高城亜樹、仲川遥香らが所属するチームAが29日、東京・秋葉原のAKB48劇場にて「AKB48チームA 6th『目撃者』千秋楽公演」を行った。

「AKB48チームA 6th『目撃者』千秋楽公演」でメンバーとファンに向けて思いを語った高橋みなみ

2009年8月、日本武道館にて行われた「AKB104選抜メンバー組閣祭り」で発足されたチームA。今年8月の東京ドーム公演で新体制が発表されたことにより、現チームAメンバーで行う公演はこの日が最後となった。

AKB48グループ総監督の高橋みなみは、「このチームAで2年になりました。AKB48としては今年7年目になります」と振り返ると、「AKB48で学んだことはたくさんあります。それは、たくさんの勇気と、立ち止まる事の怖さでした。AKB48に居ると毎日がとても早いんです。1年がとても早い。今のこの状況、毎日お仕事があることに慣れてしまっているのかもしれません。ですが、どうしても立ち止まりたくない理由は皆さんがいるからです」とファンに向けてメッセージを送った。

JKT48に移籍が決まった高城は「私、今まで自分で大きな一歩を踏み出したことがなくて。ずっとこうして、頑張ってる先輩たちにくっついて、しがみついて、頑張ってきました。でも、私はそんな自分を変えたいと思って移籍を決意しました」とあらためて経緯を説明すると、同じく移籍する仲川も「私の夢は女優です。でもその一歩としてジャカルタに行って、たくさんの経験を学んで、いろんな人と出会って、それが今後の私の人生につながる大きな一歩なのかなと思いました」と自身の夢を交えて決意を語った。

HKT48への移籍が決まった多田愛佳は「いろんな道を歩けていろんな成長ができる場所があるのではないかと思って決意しました」

その言葉を受けて高橋は「あきちゃ(高城亜樹)も言っていましたが、みなさんを悲しませるために彼女たちは行くわけではありません」と語ると、「自分への挑戦、応援してくださっているみなさんに、『こんなに頑張ってるなら応援したいな。あの子もがんばっているなら頑張ろう』そんな気持ちになってほしいからです」と移籍するメンバーの思いを代弁。

高橋は最後に「遠くに離れてしまっても、皆さんも私たちも絶対忘れないし、(AKB48グループの)一員としてこれからもがんばっていきたいと思います。このチームAが2年間頑張ってこれたのも、皆さんの応援のおかげです。本当にありがとうございました」と締めくくった。