サイオステクノロジー(以下、サイオス)は10月29日、米Treasure Dataと、ビッグデータの活用を容易にするクラウドサービス「Treasure Data Cloud Data Warehousing Service(以下、Treasure Data Service)」の販売パートナー契約を締結し、国内での販売を開始すると発表した。

「SIOS Support for Treasure Data」

このサービスは、WebアプリケーションのアクセスログやGPSデータといった非構造化データを含む大規模データを蓄積して活用するためのシステムをクラウドサービスとして実現することにより、高度な専門知識を持たないより多くの企業が容易に導入できる大規模データ活用のための基盤を提供するもの。また、Treasure Dataが開発し、オープンソースソフトウェアとして公開しているアプリケーションのログ収集機能「Fluentd」により、ユーザは容易にTreasure Data Serviceへログデータを蓄積することが可能となる。

サイオスは、企業ユーザがより早く、手間をかけずに「Treasure Data Service」を導入できるよう、大規模データのインポートや定期アップロードの設定、複数データの統合、各種BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとの連携といった導入のための支援サービス「SIOS Support for Treasure Data(以下、SSTD)」を提供する。

「Treasure Data Service」は、データ容量と処理能力によるサブスクリプションとなっており、最小構成で月額15万円から利用可能。また「SSTD」は顧客の要望に合わせて、個別見積りにて提供する。

同社は、日本国内において、今後3年間で150社への「Treasure Data Service」導入を見込んでおり、さらに海外拠点での展開も視野に入れている。