今年5月にはカート・コバーンのあらゆる音楽権利を喪失していることが報じられていたコートニー・ラブ (C)BANG Media International

1994年に自殺したニルヴァーナのボーカリスト、カート・コバーンの妻であり、ロックバンド、ホールのボーカルを務めるコートニー・ラブが、カート・コバーンの伝記映画を計画しているという。

コートニーは、夫カートの人生をミュージカル化、もしくは映画化した作品を計画しており、現在その可能性をさまざまな方面から模索しているらしい。以前ブリトニー・スピアーズのマネージャーを担当し、ブリトニーの家族をロサンゼルスの法廷にて名誉毀損と契約不履行で起訴中のサム・ラフティは現在、コートニーの自称共同マネージャーを称していて、次のように語っている。

「(コートニー・ラブと私は)現在ニルヴァーナの活躍や、コートニーとカート・コバーンの人生を基にした映画作品もしくはブロードウェイ・ミュージカル作品の可能性について模索中です。コートニーは女優としても成功していますから」

さらに、コートニーと親しいある関係者も「コートニーは昔からカートと自分の人生について映画か舞台の製作を話していました。コートニーの視点からストーリーを語ることは彼女の夢でもあったのです」とニューヨーク・デイリー・ニュース紙に明かしている。しかし同関係者によると、「現時点でコートニーのアイデアは何も実現しておらず、そもそもまだ本腰を入れて取りかかってすらいない」という全く逆の証言もある。

1996年公開の『ラリー・フリント』や1999年の『200本のたばこ』、2010年の『ストレート・トゥ・ヘル・リターンズ』など女優としてのキャリアも築いてきたコートニー。これまでカートの死後には、 あるロックミュージシャンの死の直前の2日間を描いたガス・ヴァン・サント監督作品『ラストデイズ』などカートを題材にした多くの映画が製作されているほか、ニック・ブルームフィールドはドキュメンタリー作品『カート&コートニー』でカートは実際には殺されたのではないかという仮説に基づき、カートの死の真相に迫った作品なども製作している。

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