女優の相武紗季と元プロレスラーのアントニオ猪木が24日、東京・スペースFS汐留で行われた映画『リンカーン/秘密の書』の公開前記念イベントに出席した。

映画『リンカーン/秘密の書』の公開前記念イベントに出席した相武紗季(左)とアントニオ猪木 拡大画像を見る

映画『リンカーン/秘密の書』は、第16代米大統領エイブラハム・リンカーンの戦いを描いたティム・バートン製作のアクションエンタテインメント作品。農民の家に生まれ育ったリンカーンは、母の死をきっかけに、多くのヴァンパイアたちが社会に紛れ込んでいることを知る。奴隷たちがヴァンパイアの食事として供される場を目の当たりにしたリンカーンは、ヴァンパイアを滅ぼすために奴隷制度を廃止しようと政治の世界を登りつめ、昼は大統領、夜はハンターとしてヴァンパイアたちに立ち向かう――というストーリーで、映画は11月1日から全国公開。

同作の日本語吹替え版で、リンカーンの妻・メアリーの声優を務めた相武は「こんな機会は無いのでうれしいんですが、気持ち的に重いです」と19世紀風のドレスと1,000万円超のジュエリーを付けて登場し、「ミステリアスなところや秘密を抱えて葛藤している姿がカッコイイ。夫と一緒に運命を背負ってるファースト・レディのメアリーも見て下さい」と笑顔でアピール。イベントでは、リンカーンのサインが入った実物の奴隷解放宣言書も披露され、宣伝大統領としてフロックコート姿で登場したアントニオ猪木は「リンカーンと言えば奴隷解放宣言。今は色んなモノに拘束されてる時代なので、今日はみなさんを解放したい」とノリノリで、悩める観客に"闘魂ビンタ"。そのあまりの迫力に、相武は「すごい! 私の気分もスカッとしました!」と大興奮だった。

イベント終了後、報道陣の取材に応じた相武は「リンカーンのように強さの中に優しさがあるところがピッタリですね」とアントニオ猪木の宣伝大統領ぶりを絶賛。“闘魂ビンタ”については「迫力がありましたね。私は、これから撮影があるので辞退させて下さい(笑)。機会があれば次回は是非!」と話すと、アントニオ猪木は「ビンタはシワ取りに効果があるんですよ」とニヤリ。また、同作にちなんで秘密を聞かれた相武は「私も秘密はたくさんありますよ。2面性を持つ男性は素敵ですね」と笑顔を見せ、報道陣に結婚はだいぶ先?とダジャレ交じりに問われると「それ、最近よく聞かれるんですけど、だいぶ先です!でも、一生に一度は結婚したい」と苦笑いで応じていた。