地場産野菜で作成された「宝船」。展示後野菜が無料配布される

11月4日(日)、東京都国分寺市の「市民まつり」「商工まつり」「農業祭」が一堂に会する市内最大規模の催し物「国分寺まつり」が開催される。例年10万人もの参加者が集まる。

今年29回目を数える「国分寺まつり」。恒例となった姉妹都市・佐渡市の物産直売や伝統芸能の披露、市民手づくりの模擬店約160店のほか、ステージイベント、パレードなどが都立武蔵国分寺公園を舞台に繰り広げられる。

JA東京むさし国分寺地区青壮年部を中心に行われるのが「農業祭」。地元の野菜や植木などの農畜産物品評会、農作物の直売、鉢花の無料配布、花のくじ引きなどを実施。

青壮年部員が地場産野菜で「宝船」を作成し、展示終了後に使用した野菜を無料配布する「宝わけ」(15時ごろ~)は、例年300名を超える行列を作るほどの人気があり、農業祭のメインイベントとなっている。

国分寺市商工会が中心となって催されるのが「商工祭」。工業部会、建設部会商工部会などによる実演や展示が行われるほか、模擬店やゲームコーナーなどを催す予定だ。

ステージで紹介を受ける「歴史行列」の面々

また、例年盛り上がるのが「歴史行列」や吹奏楽団、民謡流し、阿波踊り、神輿などさまざまな団体が会場を練り歩くパレード。特に午前中に行われる「歴史行列」では、文化の街国分寺の歴史、伝説に基づき、天平、平安、鎌倉の三時代の歴史絵巻を再現。「国分寺まつり」のハイライトの一つとなっている。

このほか、会場内には市民による企画や展示、ステージでのパフォーマンスなどがたくさん用意されている。ピクニック気分でシートを広げて楽しむグループや家族で大きな盛り上がりを見せる。