日本マイクロソフトは、会計管理、販売管理、生産管理、サービス管理など各種ビジネス基幹業務を統合したERP製品(統合型業務アプリケーション)の新バージョン「Microsoft Dynamics AX2012 R2」を、12月1日に日本を含む11カ国にて同時リリースすると発表した。

「Dynamics AX」機能

同製品では、ビジネスインテリジェンス(BI)を利用することで、状況や役割に応じたビューを提供し、組織のすべてのユーザーがさまざまな情報を用いて業務内容を迅速に把握する。Microsoft SQL Server 2012 の新しいBI機能であるPowerViewを使用することができるため、さらに高度なビジュアル化やデータ分析が可能になる。

また、組立製造、プロセス製造、小売りなどの業種機能を単一インスタンスに統合し、さまざまなビジネスプロセスを迅速に処理する。特にプロセス製造業でのポテンシ機能などが追加され、業界への適合を強化している。

今回のリリースにより、11の新しい市場(日本、ブラジル、チェコ共和国、中国、エストニア、ハンガリー、インド、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ロシア)への国別機能が追加され、複数の国や地域間でのビジネスオペレーションの負荷と複雑化を軽減する。