東武鉄道はこのほど、6050系電車を改造した展望車両634型「スカイツリートレイン」について、今月27日より団体専用列車として使用するのに続き、11月29日より臨時特急列車として運行開始することを発表した。

634型スカイツリートレイン側面(写真左)と、展望窓からの風景(同右)

「スカイツリートレイン」は車内から観光スポットや景色を楽しめるよう、座席上部まで見渡せる展望窓を設けているのが大きな特徴。各車両には32インチの映像モニターとスピーカーを設置し、沿線の観光情報や、列車前面の展望カメラからの映像などを放映する。客室には東武鉄道として初めてLED照明を採用、樹齢400年の日光杉の古損木を使用した「御神木のテーブル」を車内に設けるなど、ユニークなしかけが随所に施されている。

臨時特急列車「スカイツリートレイン」の運行日は、11月29・30日および12月1日から1月27日までの土日祝日。11月29・30日は浅草~鬼怒川温泉間を、12月1日以降は浅草~太田・大宮・鬼怒川温泉間をそれぞれ運行する。浅草~鬼怒川温泉の大人運賃(特急料金含む)は2,900円。東武鉄道によれば、今後は日光・鬼怒川方面などに加え、会津方面にも「スカイツリートレイン」を運行させる計画だという。