日立ソリューションズは、同社の文書管理システム「ラビニティ One」と、ハイパーギアの情報漏洩防止製品「HGSEALED for Doc ラビニティ One連携」を組み合わせてセキュリティを強化する「ラビニティ Security 連携オプション」の販売を10月31日から開始すると発表した。

ラビニティ Oneは、複数人での文書作成作業を効率化する文書管理システム。アクセス権の設定や監査証跡のログ採取、指静脈認証システム「静紋JS1」と連携した個人認証機能などのセキュリティ機能を備えている。

ハイパーギアは、Microsoft OfficeファイルやPDFファイルをサーバーでDRM暗号化し、使用可能なPCを限定する情報漏洩防止製品「HGSEALED for Doc」を提供しており、今回、ラビニティ One専用の「HGSEALED for Doc ラビニティ One連携」を新たに発売する。

ラビニティSecurity 連携オプションのシステムイメージ(発表資料より)

HGSEALED for Doc ラビニティ One連携の販売開始にあわせて、日立ソリューションズは、両製品を組み合わせてさらにセキュリティを強化する「ラビニティSecurity 連携オプション」を新たに提供する。

これまでラビニティ Oneでは、登録されたWordなどの文書ファイルに対してセキュリティ関連の設定を行う際に、一旦PDFに変換する必要があった。今回提供される連携オプションではこの手間が不要になり、契約書や見積書といった文書の種類ごとに、参照・印刷の制限や配布後の閲覧抑止など、従来よりも細かなセキュリティ項目について、Word / Excel / PowerPointのファイル形式で設定可能になる。また、ファイルの参照や印刷などの操作ログをサーバーに記録する機能もあり、より厳重なセキュリティ対策を行えるという。

ラビニティ Security 連携オプションの価格は42万円~。同オプションはバージョン02-45以降の「ラビニティ One Standard Edition」と「ラビニティ One Enterprise Edition」に対応しており、ラビニティ Oneの価格はStandard Editionが367万5000円~、Enterprise Editionが997万5000円~となっている。