ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)の通信講座進研ゼミ「中学講座」は、2013年4月号副教材として、Androidを搭載したオリジナルの学習用タブレット「チャレンジ タブレット」を導入すると発表した。

学習用タブレット「チャレンジ タブレット」

進研ゼミ「中学講座」では、2008年のWebサービス「プラスアイ」開講以来、中学生にとっての役立ち・学習効果を追求したwebコンテンツの提供に取り組んできた。そして、サービスの即時化・個別化をさらに深化させていくにあたって、タブレットの特性(PCよりコンパクトで手元に置いてすぐ起動できる点)に着目。

タブレットは、単体でなく、紙のテキストと併用して手元に置く活用を想定し、紙のテキストに取り組んだ際の疑問を「連動した動画解説」を見て解消する、「週1回の定期的なライブ授業」を受ける、「担任コーチのアドバイス」でやる気を高める等のサービスを、思い立った時に机の上からすぐアクセスして活用することで、講座全体の学習効果をさらに高めることを狙っている。

学習用タブレット「チャレンジ タブレット」サービス概要

また、今回のタブレットの活用によって、人がそばで教えてくれるわかりやすさ、先生や仲間とのコミュニケーションを通じて得られる学習のペースメイクややる気アップなど、塾や家庭教師の価値とイメージされている要素も講座内に取り込んでいる。

学習用タブレット「チャレンジ タブレット」画面イメージ

「チャレンジ タブレット」は、中学生が進研ゼミ「中学講座」での学習に活用する目的で自社開発したオリジナルのタブレットで、「フィルタリング」「使用時間制限」などの安心・安全機能をあらかじめ搭載している。本タブレットの価格は9,500円だが、「中一講座」4月号より12カ月連続受講した会員に無料プレゼントされる。

なお、このタブレットを活用した講座内容は来年度の中学1年生向け講座を対象にスタートし、今後順次3学年(現会員数78万人/2012年4月現在)へ拡大していく予定。

なお、塾がタブレットを活用する例としては、湘南ゼミナールがシャープ製タブレット型学習端末を導入したケースがある。

チャレンジ タブレットの仕様は、次のとおり。

CPU:Freescale Semiconductor i.MX535(ARM CortexTM A8 1.0GHz)
メモリ:RAM 1GB, ROM 4GB
プラットフォーム:Android 2.3
液晶サイズ:7インチ(1024×600ドット)
無線LAN:IEEE802.11b/g
主な機能:microSD スロット(SDHC対応)、カメラ(200万画素)
本体サイズ:縦136.7mm×横199.2mm、重量:約410g
付属品:専用スタンド、タッチペン、専用ACアダプタ