熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「ナイナイ矢部浩之が結婚か。高橋真麻アナも便乗?!」【知り】

「退社報道があっただけ、それだけの話」と突き放す矢部。しかし、芸能記者から「病室でのプロポーズがあったか?」と聞かれると、すかさず「あっても言うか!」と返し、会場を爆笑させる。さらに、相方の岡村隆史が「ただ、退社ということで外堀は埋まったと思います!」と宣言してオチをつけた。さすがの呼吸だ。

“結婚しない男"の代表として意見を求められた田村淳は、「2人だけのことがあるから、まだ言いたくないのでは?」「もしうまくいかなかったとき、2人が悪者のように責められたらかわいそう」と実体験に基づくフォローコメント。この人、芸人の恋愛話になると超マジメだ。

ここでなぜか高橋真麻アナが、「彼氏がいるのになかなか結婚してもらえない女性が多いですよね……」と語り出した。その顔は真っ赤だ。交際報道されたIT社長のプロポーズ待ちってことか!

●「カリスマ・益若つばさの離婚騒動 - 『悩んでいる』の衝撃告白」【ミヤネ】

昨年の離婚騒動時は、一貫して否定していた益若。しかし、今回は左手の薬指に結婚指輪がなく、コメントも明らかにちがう。

「ふとしたときに家で落ち込むんですけど、何で悩んでいるのかわからない」「(記者に『家の悩みが原因では?』と聞かれて)そうなんですかね……」「(子どもの運動会に夫が参加しなかったことに)いろいろあって来られなかった」

と悩んでいる様子を隠さないのだ。 さらに、「本当に嘘とかつかない性格なんで待っててください。正直、誤報も多いんですが、それにどうこう言うのもカッコ悪いので」と意味深なコメントを続けた。

これを見た宮根は、「歯切れが悪いですね。以前は2人でテレビに出ていたのに」、井上公造も「一緒に暮らしているとは思えない。もうすぐ彼らの口からファンにメッセージがある」と近日中の離婚会見を予想する。益若のファンですら、ファッションが目当てなのだから、早々に決着すればいいと思うのだが、スポンサーへの配慮と、仕事の予定次第か。

●「女優・長澤まさみ、自他共に認める美脚」【知り】

美脚に注目した企画が増えていることに、「ホメられるのはうれしいです。この体で産んでくれた親に感謝します」と正直なコメントの長澤。伊藤利尋アナが「まんざらじゃないって感じでしたね」とイヤらしい目線を投げたが、変に謙遜しない方がむしろ好印象だ。

さらに、「『世界の中心で愛を叫ぶ』では清純派、『涙そうそう』は妹キャラでした。今回のドラマ『高校入試』では先生役ですが、これからもいろいろな役を演じたい」と話す。

ただ、昨年以降、長澤を紹介するとき、必ず「映画『モテキ』でセクシーな姿を披露した」という枕詞がつく。これが現状の代表作だ。

●「『紅白歌合戦』の司会者が早くも決定!」【ミヤネ】

大方の予想通り、白組は嵐、紅組は堀北真希だった。両者は共演経験があるだけに、堀北は「頼りにしています」、嵐の松本潤は「息は合うと思います」と笑顔で語っていた。

これを見た宮根誠司は、「順当!」とあっさりひと言のみ。ただ、話の広げようがないのも確かだ。例年より発表が早かったのは、嵐と堀北のスケジュールがこの日しか合わなかったから。ゆえに会見場所も屋外しか確保できなかったらしい。

●「16股アイドル・谷一歩に狂犬・加藤浩次が……」【スッキリ】

“セレブ男性との16股交際"を宣言している女子大生タレントの谷。自ら“谷コミューン"と名付けた交際男性は30~53歳で、体の関係は「想像にお任せします」というスタンスだ。

加藤浩次は、「アイドルもここまでいっちゃうとキャバ嬢と同じだね」と突き放す。しかし、「加藤さんのように私のことを嫌っているタイプほど、一度食事したら大好きになっちゃう」と谷は全く引きさがらない。すかさず加藤が、「行こう行こう。で、アツアツの炒飯頼んで、顔面にぶっかけてやる!」と追い打ちをかける。加えて、山里亮太にまで「ここまでイッちゃう女性は無理。純粋な人がいいので」と言われる始末。でも一番悲しいのは、せっかく国立大学に通うところまで育てたのに、こんなキャラになってしまった娘を持つ両親かもしれない。


●「ソロデビュー25周年、工藤静香が新曲を発表」【とくダネ】

この日、25周年記念シングル『キミがくれたもの』をリリースした工藤。あまり知られていないが、2000年の結婚後もコンスタントにCDを出していて、さらに今回は、絢香が初の楽曲提供をすることもあり話題を呼んでいる。

「過去の曲では、『抱いてくれたらいいのに』などのスローな曲がお気に入り」「子どもも絢香さんの歌が好き。特に顔が好きらしい」と微笑む工藤。怒られそうだが、その笑顔がちょっと岡本夏生に似ていた……。

相変わらず夫・木村拓哉の名前どころか、夫をにおわすことすら一切しない。やはりNGらしい。

●「転落事故から51日、市川染五郎が復帰会見」【ミヤネ】

傷だらけの姿で搬送された写真が鮮明に残っていたが、顔に目立った傷はなし。染五郎は「私の基本的なミスでご迷惑をおかけして……」と頭を下げた。骨折した腕にまだプレートが入っているものの、脳の異常や後遺症などはないという。

染五郎と親交がある田村淳は、「共演をきっかけに仲よくさせてもらってますが、ホッとしました。ファンも関係者も『一歩ずつ段階を経て復帰したい』という本人の気持ちを理解してほしい」と優しい言葉をかける。子を持つ父親目線の小藪一豊は「子どもの前でケガして心配させるのはつらかったと思う」、女性目線の乾貴美子は「ひと皮むけた印象。お顔がキレイなままでよかった」とそれぞれの立場からコメントした。同番組は、演出指導したのか、最近コメンテーターたちのコメントが整理されてきた。

●「『紅白歌合戦』より、『紅白暴露歌合戦』を!」【知り】

今週も辛口ライター・吉田潮が登場。すると話は、「小林幸子は紅白歌合戦に出られるか?」から一気に脱線する。「そもそもNHKの一番組にどうこう言ってるのがおかしい。こうなったらフジテレビに企画を出してやろうと思う!」とフリップを取り出し、「題して、『紅白対抗暴露合戦』」とプレゼンをはじめた。

その内容は、矢部浩之と青木裕子、高嶋政伸と美元、塩谷瞬と冨永愛、ピース綾部と藤田紀子、神田正輝と長谷川理恵、早乙女太一と西山茉希、仁科克基と多岐川華子が、それぞれ白組と紅組に分かれて生放送で暴露し合うというもの。完全に暴走している吉田だったが、田村淳は「これ見てえな~」と高評価。そういうあなたも出るべきでは?

●「萬田久子が心境初告白 - 内縁夫の死から1年」【とくダネ】

「ボーイフレンドは外人の若い子がいいかもね」と軽口をたたく萬田。内縁の夫だったアパレルメーカー社長・佐々木力氏の死から1年が過ぎ、ようやくそう振る舞えるようになったという。

佐々木氏は既婚者だったため、“略奪愛"とバッシングを受け、未婚のまま出産。佐々木氏の離婚が成立してからも事実婚を続けた萬田。さらに、「愛人と隠し子がいることを知った翌日に彼が倒れた。健康なときにそれを知っていたら別れていた」という。

ここで萬田が初めて苦しい表情を見せる。佐々木氏の葬儀から2カ月が過ぎたころ、「体中に湿疹が出た。カメラの前に出たくなくて、尼さんになろうと思った」とホンネを吐露したのだ。

しかし現在は、佐々木氏の血を引く孫ができ、前妻の子からも電話がかかってくる上に、「ときめく人ができた。胸がキュンとするのはいいですよね。彼も喜んでくれると思う」と楽しそうな顔で語る。

これを見た田中雅子は、「萬田さんはミセスのカリスマ。それは(美貌だけでなく)生きざまがあるから」と絶賛。一方、小倉智昭は、「(佐々木氏は)カッコよすぎるよね」と男目線でコメント。うらやましいのは、女性関係なのか、死にざまなのか。

●「黒柳徹子の怪伝説を本人に直撃!」【知り】

第1の噂は、森繁久弥から一夜の誘いを受けたことがある。「森繁から『ねえ、一回どう』と言われたが、21歳だったため意味がわからなかった」そうだ。

第2の噂は、どんなに暑くても平気。アフリカのニジェールへ行ったとき、気温63度だったが、スタッフに平然と「ねえ、ここ暑くありません?」と聞いたという。

第3の噂は、手を洗わない。「洗う習慣がなかったので。ある日、近藤真彦さんにパチンコをした手でベーグルをあげたら『手を洗って』と言われたので、最近は洗うようになった」。

第4の噂は、毎日ノーブラ。「そうそう、今もノーブラです。締めつけるのが嫌いなんで」とあっさり。

全ての噂が真実だとわかったあと、ふいに住吉美紀が、「黒柳さんは篠山紀信さんにヌードを撮ってもらったことがあるんですよ!」と言い出した。用意された企画を上回るブッ込みに、スタッフたちは苦笑いだろう。

●「サンタコスプレの綾瀬はるかが大テレ - クリスマスの予定は?」【スッキリ】

『ケンタッキー・フライドチキン』のクリスマスキャンペーンPRイベントに登場した綾瀬。CMでトランポリンをやったことについて、「子どものころ以来で筋肉痛になりました」と苦笑い。続いて、ハンドベルをやらされる綾瀬の映像を見た加藤浩次が「(ぎこちない姿が)恥ずかしそう~」、テリー伊藤も「うまくできたじゃん!」と冷やかしを入れる。すると綾瀬は、「私、(ベルを)振ってるだけなんで……」と大テレ。偶然だろうが、生中継と錯覚させる演出になっていた。

ちなみに、綾瀬は「クリスマスの予定はない。温泉旅行とクリスマスパーティーがしたい」とのこと。コスプレからトランポリンもハンドベルまで何でもやるのに、リップサービスは全くしないのが、かえって潔い。


●「『イクメン・オブ・ザ・イヤー』に輝いたのは誰?」【スッキリ】

10月19日は「トウサン、イクジの日」ということで、前日に授賞式が行われた。選ばれたのは、杉浦太陽、藤本敏史、佐々木健介の3人。嫁のタイプはバラバラだけど、尻に敷かれているイメージは共通している。さらに、『イクジイ』部門の受賞者は、西川きよし。そして、特別賞になぜか野田首相が選ばれた。

一方、スタジオで“子どもを笑わせるコツ"を聞かれた加藤浩次は、「ケツとか見せるとだいたい笑う」とひと言。それって『クレヨンしんちゃん』では?


最近のワイドショーは、「困った時は綾瀬はるか!」という流れができている。新商品発表などのイベントでも、映画や番組の会見でも、綾瀬が出演するだけでオンエア時間が長くなるのだ。

その理由は、誰もが微笑んでしまう天然ボケと、それをイジる共演者の温かいやり取り。この図式は、スギちゃんと同じで、石田純一のような気の利いたコメントが言えなくても、いやむしろ言えない方が、好感を持てるご時世なのかもしれない。

きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを提供するほか、業界通として『芸能★BANG!』(日テレ系)などに出演。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など