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Googleは16日(米国時間)、オープンソースのキューエンジンライブラリ「Supersonic」を発表した。Supersonicは、カラム指向のデータベースで効率的に動作することを目的に開発されたキューエンジンライブラリ。Apache License 2.0のもとC++で実装されている。

Supersonicは様々なデータウェアハウスプロジェクトのバックエンドで使われることを目的に高速性を重視して設計されている。高速に動作するようキャッシュ認識アルゴリズムの採用やローレベルでの最適化テクニック、効果的なパイプライン処理及びメモリ割当、SIMD(Single Instruction Multiple Data)命令などを活用している。また、信頼性として障害処理や高テストカバレッジ、ロバスト性として標準的なカラム型データベース操作や様々な数学/文字/日付操作機能を含んだ広範囲の専門的な表現をサポートしている。

Supersonicのコードはプロジェクトサイトより取得できる。プロジェクトでは様々なシステムに移植することを目標としているが、現状はLinuxシステムでテストされているという。インストール手順はコード内にあるINSTALLファイルに記載されている。