10月20日公開の映画『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』の特設サイト「宇宙刑事ギャバンTHE COMIC」では、17日より『宇宙刑事ギャバン‐黒き英雄‐』の週刊連載がスタートする。

(C)東映 (C)藤沢とおる/太田正樹(秋田書店)2012

特撮ファンとしても知られる『GTO』の作者・藤沢とおるが脚本と演出、『サイレント・ブラッド』の太田正樹が作画というタッグで話題となっている本作は、東映公式のコミカライズ。ストーリーは特撮ファンならばおなじみの『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』でも脚本を手がける小林雄次の書き下ろしで、秋田書店としては初の本格週刊WEB連載となる。内容は明かされていないものの、本作でしか見ることのできない新たなコンバットスーツ、『宇宙刑事シャリバン』や『宇宙刑事シャイダー』登場の可能性もあるという

プライベートで元祖シャリバンを演じた渡洋史とも親交があるという藤沢は「この企画を秋田書店の編集者からもらった時は"とうとう来たな!"という感じでした。昔から『平成仮面ライダー』とかに関わりたいなって気持ちがあったんです」と喜び、「有名な作品なんで、コミカライズ化にはプレッシャーでいっぱいでしたが、いざ書き始めてみるとその設定や世界観の広がりに、いろいろな可能性がある作品だと改めて感じました。この作品がそんなひとつの可能性になれば……そう思って作ってます」と話している。

また、よくカラオケでギャバンの歌を熱唱するという太田は「ギャバンはカラオケではよく歌っていましたが、物語はあまり覚えていませんでした。そんな私がギャバンを描いてもいいのだろうかと思い、返事を1日待ってもらって、急いでDVDをレンタルしてきて。そこで、"あっ これだ!"昔、自分はこれを描きたくて漫画描き始めた事を思い出したんです。かっこいいコンバットスーツのようなものを身にまとい、悪と戦うヒーローをたくさん描いてたじゃないかと。次の日、ぜひやらせてくださいと言いました」と自身のルーツを改めて思い起こし、「藤沢先生がネームを描いてくださってるので、私は作画のみ集中すればいいわけです。ギャバンの熱狂的ファンのみなさんにも満足していただけるようかっこいいギャバンを描くことに全力を注いでいます」と意気込みを語っている。

『宇宙刑事ギャバン‐黒き英雄‐』は、ギャバンがマクーの脅威から地球を救ってから4年後の世界が舞台。宇宙各地で次々と宇宙刑事たちが殺害されるという奇怪な事件が発生し、その犯人がギャバン自身であるという疑惑が持ち上がる。今や伝説的な宇宙刑事となった彼の身に何が起こったのか、事件の真相に女宇宙刑事・ミネルバとミミーが迫る。