JR東日本はこのほど、岩手県営運動公園内の交通公園に展示保存されている蒸気機関車C58 239号機を復元し、同機牽引の列車「SL銀河鉄道(仮称)」を運転すると発表した。

「SL銀河鉄道(仮称)」の列車イメージ(画像はJR東日本提供)

同列車は2013年度冬以降の運行を計画しており、釜石線を中心に、東北エリアで土休日などに年間80日程度の運行を検討しているという。JR東日本は運行の目的として、「観光面からの復興支援および地域の活性化」「鉄道の産業遺産である蒸気機関車を後世に伝えること」などを挙げている。

C58 239号機は現在、盛岡市の岩手県営運動公園に静態保存されている

C58 239号機は1940(昭和15)年6月に製造され、宮古機関区に転属した1943年5月以降、岩手県を中心に活躍。1970年2月28日の「山田線、さようなら」貨物列車も牽引した。1972年5月22日をもって廃車となり、翌年より岩手県営運動公園に静態保存された。

客車として使用されるのはキハ141系(旧50系客車改造車)で、JR北海道の車両を購入し、改造する予定。C58 239号機の牽引だけでは走行が困難とされる釜石線の勾配区間などで、動力付のキハ141系が活躍する。

客車は指定席車およびオープンスペース車からなる4両編成を予定し、コンセプトは「銀河鉄道」で、東北の文化・自然・風景も感じられる車内に。デザインを手がけるのは世界的な工業デザイナーの奥山清行氏(KEN OKUYAMA DESIGN代表)。具体的なデザインは決まり次第、告知するとのこと。