「堺文化財特別公開」ポスター。デザインはシマダヒデアキによるもの。

大阪・堺の貴重な文化財などを期間限定で公開する、堺市の恒例イベント「堺文化財特別公開」。今回は堺と縁のある山田芳裕「へうげもの」とコラボし、同作の原画展やラッピングバスの運行などが実施される。期間は10月29日から11月4日まで。

イベントのテーマは「堺文化財特別公開×へうげもの~安土桃山時代の堺、一挙公開」。「へうげもの」の原画展では複製原画も交えつつ、堺が描かれた選り抜きのシーンを公開する。また単行本の装丁を手がけるシマダヒデアキ(L.S.D.)による、「へうげもの」のグラフィック展も開かれる。

このほか10月27・28日のキックオフイベントでは、陶芸家集団「へうげ十作」らの茶陶やオブジェを展示販売。さらには「へうげもの」のスタンプラリー、「へうげもの」の背景を語る歴史講演会、貴重な史料を公開する「千利休と古田織部展」など、ファンにはぜひおすすめしたい関連イベントが目白押しだ。

なおイベントの開催を記念して、「へうげもの」のラッピングバスが1台限定で運行中。ラッピングバスを写真に撮ってツイートすると、もれなくキャラクターアイコンが手に入る。イベントおよびキャンペーンの詳細は、記事末のリンクから確認してほしい。

堺文化財特別公開

会期:2012年10月29日(月)~11月4日(日)※公開箇所により期間は異なる。
時間:9:30~16:30(16:00受付終了)※妙國寺では11月2日(金)、3日(祝・土)は20:00まで夜間庭園ライトアップ。
会場:
●全期間(10月29日~11月4日)
南宗寺、大安寺、妙國寺、千利休屋敷跡、天慶院(南宗寺山内)、海会寺、祥雲寺、開口神社、菅原神社、顕本寺、月蔵寺、浄得寺
●期間限定
片桐棲龍堂(11月3日)、萬福寺・経王寺・本願寺堺別院(11月3日・4日)、鉄砲鍛冶屋敷(11月4日)
拝観料:1箇所400円(小中学生は200円)※無料公開箇所もあり。 共通拝観券900円(拝観券3枚つづり、堺市博物館+町家歴史館山口家住宅・清学院入館券付)