図研エルミックは、ジーニックの画像コントラスト改善技術「ForteVision」の販売およびサポートを開始したと発表した。

同技術は、低照度や逆光、霧などの悪環境下で撮影された動画像を改善するFPGA用IP。セキュリティカメラの用途では、鮮明な映像を撮影するために必要な外光環境が望めない場合が多い。同技術では、高価な高感度カメラや、赤外線カメラを使用することなく、低照度や逆光、霧、ノイズで見えにくい映像をリアルタイムに改善することが可能。これにより、監視カメラやドアホン、車載カメラなど、低コストが特に求められるビデオ機器の開発において、鮮明な画像を実現する製品を開発することができる。

ジーニックでは、2011年12月から「ForteVision」を発売しているが、今回の提携により、販路を拡大するとともに、図研エルミックが有するFPGAやプリント基板の開発技術により、「ForteVision」ユーザーにより良いサポートを提供できることを期待しているという。

図研エルミックは、TCP/IPを中心とする組み込みソフトのベンダだが、2012年よりハードウェアIPビジネスにも参入し、自社開発と提携の両面からラインアップを増やしている。ジーニックの「ForteVision」の主なターゲットとなる車載カメラメーカーやドアホンメーカーには、図研エルミックのミドルウェアの顧客も多く、これらの顧客に対し、より最終製品に近い分野特化型ソリューションの展開を目指す。なお、今回の発表に伴い、両社は無償試用版ネットリストの提供サービスも開始している。

ForteVision による画像改善例