TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2012年10月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2012年10月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 C 19.822 7ヵ月連続1位
2 Java 17.193 上昇に転じる
3 Objective-C 9.477 減少に転じる
4 C++ 9.260 上昇に転じる
5 C# 6.530 下落傾向
6 PHP 5.669
7 (Visual)Basic 5.120
8 Python 3.895
9 Perl 2.126
10 Ruby 1.802
11 JavaScript 1.261
12 Delphi/Object Pascal 1.097

先月に引き続き、上位12のプログラミング言語に順位の変動は見られなかい。ただし、好調が続いていたObjective-Cが昨年11月以来となるインデックス値の減少を見せている。逆に下落傾向が続いていたJavaやC++のインデックス値が上昇している。C言語は4月にJavaを抜いてからも堅調で、首位をキープしている。

TIOBEでは、昨年10月にGoogleが発表したプログラミング言語「Dart」が、今月初めてトップ50に入ったことを注目点として挙げている。DartはWebアプリケーションの開発を主眼においたプログラミング言語。専用の仮想マシンで実行できるほか、JavaScriptへコンパイルしてブラウザで動作させることもできる。

トップ50に入ったDartだが、MicrosoftやApple、Mozilla、OperaなどのブラウザベンダはDartへの対応を控えることを発表しており、近い将来Dartが人気のプログラミング言語になるかどうかは不透明となっている。