3Dアトラクション映画『ロラックスおじさんの秘密の種』の初日舞台あいさつが6日、東京・日比谷のTOHOシネマズ有楽座で行われ、志村けん、能年玲奈、トータス松本、山寺宏一、宮野真守、LiLiCoら日本語吹き替え版の主要キャストが登壇した。

左からLiLiCo、山寺宏一、トータス松本、志村けん、能年玲奈、宮野真守

同作は、アメリカのベストセラー児童作家ドクター・スースの原作『Dr. Seuss' The Lorax』を映画化したもの。環境が悪化した世界で最後のひと粒の木の種を巡って少年テッドと不思議な森の住人・ロラックスおじさんが繰り広げる物語となっている。

芸能生活40周年を迎えた志村がハリウッド作品の日本語吹き替えに初挑戦。映画の舞台あいさつに登場するのも初となることから、MCのLiLiCoに「初挑戦してみたいこと」について聞かれると「子作りですかね(笑)、予定は今のところないですけど」と答えて会場の笑いを誘った。続けて「老眼かつ近眼なので、台本と画面を交互に見るのが難しかった」とアフレコでの悩みを打ち明けると、山寺が「だから声優は遠近両用メガネが多いんですよね。僕もそうです(笑)」と"先輩"としてアドバイスをおくった。

志村同様、映画の舞台あいさつが初めてだという能年は、緊張のあまりLiLiCoの問いかけに気づかないという初々しい一面も見せたが、初声優挑戦については「すごく難しかったけど、面白かったです」と充実した表情で述べた。

また、声優の宮野は「子供のころからずっと憧れていて、テレビで楽しませてもらっていた志村けんさんとこの作品で初めてお目にかかれてとてもうれしかったです……大好きです!」と興奮ぎみに語り、山寺も「この役は志村さんを想定して作ったとしか思えない! 」と志村の声優初挑戦を後押ししていた。映画『ロラックスおじさんの秘密の種』は、TOHOシネマズ 有楽座ほかで全国公開中。