NTTデータは10月2日、同社のマーケティングリサーチサービス「なずきのおと」において、ソーシャルメディア上の情報をもとにテレビ番組やテレビCMの反響を調査する「TVデータ分析」機能の提供を開始した。

「なずきのおと」は、TwitterやブログなどのWeb情報と、アンケートやコールセンターなどの社内情報の両方を総合的に分析できるサービス。同サービスはこれまでブランド調査、売り上げ予測、プロモーション効果測定、コールセンターへのコール内容予測などに活用されてきたが、テレビの情報とWeb情報を合わせた分析を行うためには、テレビ番組やテレビCMの放送実績(放送日時、放送内容、放送回数など)をユーザー自身が調査・検索する必要があり、これが大きなコストとなっていた。

今回、提供が開始されたTVデータ分析機能では、東京エリア6局(NHKと民放キー局5局)の放送実績が「なずきのおと」上で取得可能となり、テレビ番組やテレビCMに対する反響を容易に調査できるようになっている。

TVデータ分析の画面イメージ(テレビCM)

「なずきのおと」の利用価格は月額9万5千円からで、初期費用が15万円。テレビ番組・テレビCMの放送実績データの提供はオプションサービスとなっており、テレビ番組とテレビCMいずれか一方の場合は月額5万円、両方の場合は月額7万円で利用できる。