EMCジャパンは10月1日、ユニファイド・ストレージ「VNXファミリー」のエントリー・モデル「VNXe」シリーズに、SSDの搭載が可能な「VNXe3150」を追加、同日より発売開始すると発表した。あわせて、ミッドレンジ・ストレージ「VNXシリーズ」の最新のソフトウェアの提供も開始した。

「VNXe3150」

「VNXeシリーズ」は、SAN(ブロック）とNAS(ファイル）が統合できるユニファイド・ストレージ。部門ごとに分散ファイル・サーバやストレージ環境を統合するユニファイド技術とデータの重複排除や圧縮技術が用いられているほか、管理ツールの「EMC Unisphere」のダッシュボード画面で、複数の「VNXe」の使用率や稼働状況を把握することが可能。

今回発表された「VNXe3150」は、クアッドコアのプロセッサーを採用し、SSDの搭載が可能。2.5インチのSSDドライブや、3TBのNL-SASドライブにも対応し、ラックユニット(RU）あたりのパフォーマンスと容量が50％アップした。

ミッドレンジ・ストレージ「VNXシリーズ」は、新機能としてストレージ・プール内で複数のRAIDタイプを組み合わせることによって、最大限の効率を実現する「ストレージ・プールの新機能」を搭載。これにより、例えば、フラッシュにはRAID 5を、NL-SASにはRAID 6といったような組み合わせが可能となる。

また、スナップショット機能として、LUN(論理ユニット番号）あたり256の書込み可能スナップショットをサポートする。

価格は、「VNXe3150」(最小構成モデル：シングルストレージプロセッサ、2.5インチSASドライブ(300GB×6本）、ベースソフトウェア(NFS、CIFS、iSCSIプロトコル標準搭載）が84万円(税別）からで、「VNXシリーズ」が個別見積もりとなる。