JX日鉱日石エネルギー(以下、JXエネ)は9月28日、韓国石油最大手SKイノベーションの子会社SKルブリカンツ(以下、「SKL社」)と韓国ウルサン広域市のSKエナジー ウルサンコンプレックス内に設置された潤滑油ベースオイル製造設備によって共同事業を開始すると発表した。

JXエネは、ベースオイル製造装置を保有するSKL社の100%子会社Yubase Manufacturing Asia(以下、「YMAC」)の転換社債を購入し、SKL社と共同で潤滑油ベースオイル製造事業に取り組む。

共同事業開始時期は10月で、生産能力は年間約135万KL。

JXエネでは、潤滑油製品においては、省燃費・長寿命化への対応が求められており、高品質潤滑油製品の基材であるグループIIIベースオイルの需要拡大が見込まれているが、今回の新設製造設備を通じて高いコスト競争力を有するグループIIIベースオイルを安定的に確保するとしている。