熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「赤西仁、黒木メイサに第一子誕生!」【知り】

赤西は出産に立ち会い、「この素晴らしい奇跡に感謝して、笑いの絶えない日々を家族みんなで過ごしていきたい」というコメントを発表した。

これを受けた住吉美紀は、「メイサさん、来年は大河ドラマも控えていますからね」と古巣NHKを意識したコメントで祝福。一方、伊藤利尋アナは、「28歳と24歳の第一子誕生ということで、おめでとうございます」と意味深なひと言……少子化と絡めて若い2人を祝福したかったのか。

●「独立騒動で仕事急増!? 美川憲一、人生初の文化祭」【とくダネ】

記念撮影、サイン、赤ちゃんを抱っこ、焼きそばの店員になるなど、大サービスの美川。「ヒマヒマって言われると、同情して『仕事あげよう』という人がいるのよ」と得意の皮肉もバシッと決まった。続けて、小林幸子に「ダメなときはダメよ~考えたってダメよ~」とノリノリで歌いながらアドバイス。さすが逆境はお手のもの! この勢いで紅白出られるかも。

●「丸岡いずみキャスターが結婚! 元相棒の宮根がツッコミ」【ミヤネ】

昨年4月に映画コメンテーターの有村昆と知り合い、1年後に交際開始。有村は実家の徳島で静養中の丸岡に、隔週で会いに行っていたという。微笑ましいエピソードだなと思っていたら、デーブ・スペクターが「(有村の)衣裳はマジシャンみたいで派手」とKY発言をネジ込んだ。宮根を差し置いてしゃべるところが素晴らしい。

かつて同番組で丸岡と絶妙なかけ合いを演じていた宮根誠司は、「聞いていました。有村さんを頼りにしているようです」と笑顔でコメント。さらに、年内予定の結婚式で司会を務めることを明かし、「しばらくやってないんでめちゃめちゃヘタ。ギャラはいりません! 交通費もフジテレビ(『Mr.サンデー』)にしておきます」と悪ノリ。ちょっとガッカリしているようにも見えた。

●「レディー・ガガ激太り後、もうやせた?!」【スッキリ】

激太りで話題沸騰のガガ。あまりの変わりように各メディアがこぞって取り上げていたが、同番組は新たな写真に注目した。

ふだんのガガ、先週17日の激太りガガ、24日のガガ。3枚の写真を並べたのだが、24日のガガは顔がほぼ元に戻っていたのだ。「1週間であんなにやせるわけがない!」とスタジオは騒然。写真の真偽や、「激太りは特殊メイク?」という疑惑まで飛び出した。

テリー伊藤は、「プロ意識の高い人だからね。パフォーマンスも好きな人だし」とどちらつかずのコメント。一方、加藤浩次は、「(激太りの原因と公言した)お父さんのパスタ屋を宣伝したかっただけじゃない?」と疑惑の目。度重なる復興支援に感謝しつつも、「今こそ来日して」と言いたい。

●「原沙知絵が30代の一般男性とスピード婚!」【ミヤネ】

今年のはじめに出会い、春に交際スタート。原自身、初のロマンスが交際半年での電撃婚となった。相手男性はスリムなスタイルと長髪のイケメンのようで、「一般人で交際半年となると、スポーツ紙もマークしようがないですよね」と宮根誠司は残念そう。原は現在34歳だが、今や「女優は30代中盤で結婚するのが標準」の時代になった。ママタレの道があるだけに、事務所的に歓迎なのだ。

●「山下達郎、曲作りと妻への想い」【とくダネ】

“レコード収集”という共通の趣味を持つ小倉智昭がインタビュー。なかでも、おもしろかったのは、妻・竹内まりやの話題で、「奥さんの影響を受けますか?」という小倉の質問に、山下は「毎日、(アレンジのために)彼女の曲を聞くから影響を受けない方がおかしい。『どの曲がいい』とか、『つまらん』とかも聞くし」と茶目っけたっぷりに答えていた。

そんな山下について聞かれた中川翔子は、「『ヘロン』とか夜明けに聞くとジーンとしますね」とウットリ。菊川怜は、「クリスマスより山下さんの曲の方がクリスマスっぽいですよね? 言ってることわかります?」と不思議ちゃん発言。何ともこの人らしく、東大卒らしくないたとえで締めくくった。

●「スタートから半年、辛口ライターがMCを斬る」【知り】

「番組改編期で番組もパワーアップが必要。そこで禁断の領域を斬る!」と題して、伊藤利尋、住吉美紀、田村淳のMC3人にクローズアップ。まずは街頭インタビューを敢行したが、「住吉さんが地味なのかな」「ロンブー淳さんが抑えすぎ」「(伊藤アナは)アミーゴ時代を思い出せ」と言われたい放題だ。

続けざまに吉田が登場。「今の『知りたがり』って好きでも嫌いでもない。どっちかに振れちゃっていいし、腹黒く視聴率を狙いにいきましょう!」と宣言した。さらに、「『アッコにおまかせ』『世界まる見え』『マツコ有吉の怒り新党』など人気番組のトリオMCはキャラが際立っている!」と分析。「動物は鉄板だからニワトリを放し飼いにしておく」「デブブームだから住吉さんは100キロまで太る」と無茶な提案をしつつ、最後は「エロス、マジメ、おちゃらけのゴールデントライアングルで!」とまとめた。確かに、伊藤アナは中途半端にボケるし、淳はマジメすぎるし、住吉は立ち位置すらわからない……。10月以降の同番組に期待しよう。

●「スギちゃん、わずか25日のスピード復帰!」【スッキリ】

「全治3カ月」という診断をはるかに上回るスピードで復帰。「25日は妥当。ただコルセットはかなり窮屈」と医師のおおたわ史絵。実際、「前屈みやひねりを入れると痛い」という。

「正直な話、終わったな。これは忘れられるなと思いました」と話したスギちゃんだが、報道陣100人、テレビカメラ10台を集めるなど、人気は健在だ。しかし、「しびんの底を割ってベッドをびちゃびちゃにしてやったぜぇ~」のネタは失笑止まり。入院中にネタを考えてなかったのか!? まさかのクオリティダウンだった。

今年も残り3カ月、スギちゃんは『ベストジーニスト』と『流行語大賞』を狙っているという。「これはいけそうですね。でもあわてないで」と今回もテリー伊藤は優しかった。過激演出家のコメントが聞きたい。

●「"『EXILE』の中間管理職" AKIRAに密着」【とくダネ】

ドラマ『GTO』が終わったばかりのAKIRA。自分の立ち位置を「中間管理職」と言い切り、気配りのできる人柄をうかがわせた。さらに、「カラオケは苦手なので絶対しない。打ち上げで入れられても『ボーカルじゃない』と逃げる」「音楽はあまり聴かないが、家で聴くのはジブリのサントラ」「趣味は特にないけどアクセサリー作りはする」など意外な発言を連発。役者業について、「新たな自分を発見できるのが楽しみ」とさわやかな笑顔で語った。

さらに、密着した榎並アナが、「本当にストイックな方。トレーニングがすごくて、何でこんなに追い込むのか」とホメあげる。そこに、小倉智昭が「俳優でも成功して、社長のHIROはほくそえんでいると思いますよ」と"らしすぎる"斜め目線。「オレは売れないころから見てきたよ」とでも言いたそうだった。

●「左手薬指に指輪なし、檀れいが真相を告白!」【ミヤネ】

及川光博との結婚から1年2カ月。突然、降りかかった別居報道と及川の不倫騒動について檀は、「どこから何でそんなことになったのか不思議。別居はしていません」と否定。さらに、「夫の仕事が遅いときは、実家が近いので母とご飯を食べているだけ。ウチの主人(の浮気報道)も、お友だちとご飯を食べていただけです」と早口でまくしたてた。こんなに檀がしゃべるのも珍しい。

これを見た宮根誠司は、「檀れいさんに『ウチの主人』と言われるとドキッとしますね。ミッチーに嫉妬しました」とデレデレだった。

●「酒井法子、芸能界復帰を正式発表」【とくダネ】

番組は「なぜ復帰に舞台を選んだのか?」に注目。1つ目の理由はお金。離婚後、自宅マンションを売却して知人宅で生活していたが、その知人が亡くなったから。2つ目の理由は、ライブでの反応。観客の反応を見ながら演技できるし、終幕後に酒井法子としてメッセージを送ることもできるからという。

小倉智昭は、「職業選択の自由がありますから。ただ、周囲の人がどれだけ受け入れてくれるか?」とやや不服気味。前田忠明も「これまでお世話になってきた所属事務所や芸能界への謝罪が行われていないのが残念」と語る。酒井の事務所は、以前所属したサンミュージックではないようだ。深澤真紀も「彼女は一貫して復帰への含みを残してきた。段取りを整えていたのか? と違和感を抱くし、彼女の口から覚悟を聞きたい」と辛らつだった。


●「小林幸子、涙の新曲発表。前社長は再び失望……」【バード】

「本当にやっとです。やっとやっと新曲を出すことができます」と感情たっぷりに話す小林。曲名は、茨の道ならぬ『茨の木』。兄と慕う、さだまさしからの提供曲だ。 羽鳥慎一が「『耐えて耐えて、生きて生きて』と意味深い歌詞だと思います」と話すと、長嶋一茂は「舞台を見たことがありますが、とにかく素晴らしかった」とエールを送る。

しかし、前社長に新曲のCDを「第三者を通じて送った」と言っていたが、実際は「ポストに投げ入れてあっただけ」という。さらに、「会見で話すためのパフォーマンス」と感じた前社長に送り返されていた。小林は「新曲を聴いて紅白に選んでもらえたらうれしい。頭の中で衣裳は考えている」と話していたが、言えば言うほど好感度が下がっていく。


スギちゃんの『流行語大賞』や、美川憲一&小林幸子の『紅白歌合戦』など、年末に向けた動きが活性化。“今年の顔”をワイドショーで見られる機会は増えそうだが、その一方で芸能マスコミたちも、彼らのスクープを虎視眈々と狙っている。年末の稼ぎ時に向けて、実は「すごく大事な時期」というのは、スギちゃんだけじゃないのだ。

きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など