9月28日(金)より日本公開される映画『アイアン・スカイ』を大絶賛しているアニメーション映画監督の富野由悠季が、本作に敬意を込めたラフデザイン画を公開した。

こちらが富野由悠季監督による『アイアン・スカイ』のラフデザイン画

映画『アイアン・スカイ』は、「第二次世界大戦後、敗北したかに見えたナチス軍は、月の裏側に逃げ込んだ。そして2018年、地球を侵略しに帰って来る」という衝撃のプロットで大きなトピックとなったSFアクションエンターテイメント作品。フィンランド、ドイツ、オーストラリアの共同製作である本作は、世界中の映画ファンから今流行りのクラウドファンディングでカンパを募り、その総額が約100万ユーロ(約1億円)に達するなど、ファンからの絶大なる支持を得ている。制作過程においても、ファンの作ったデザインを起用したり、プロットを採用したりとまさにファンと共に作り上げた作品といえる。

9月15日にはニコニコ生放送にて、『アイアン・スカイ』のティモ・ヴオレンソラ監督と富野監督の対談が実現しており、同番組の中で富野監督は「本来のSF映画はこういうものだ。スターウォーズ以降の作品は、SFをとても大作に仕上げすぎてしまった。ハリウッドにできないものをよく作った」と本作を絶賛。この対談を経て、今回本作のラフデザイン画の公開に至っている。

さらに、このラフデザイン画がプリントされたTシャツが限定3枚でプレゼントされるキャンペーンも実施されるが、この企画は題して「リピーターキャンペーン」。Tシャツを手に入れるためには計6回の鑑賞が必要というかなり高いハードルが待ち受けている。富野監督のラフデザイン画TシャツはA賞で、そのほかアイアン・スカイツリー(B賞/5名)、月の土地(C賞/5名)、『アイアン・スカイ』ノベライズ本(D賞/8名)、『アイアン・スカイ』キューピー(E賞/39名)というラインナップ。本作はそのほかにも「感想ツイートキャンペーン」などを行っているが、公開を前にして早くも劇中に登場する「ヒトラー総統」や「ゲッベルス宣伝相」などの非公式ツイッターアカウントが乱立されるなど、日に日に盛り上がりを見せている。

映画『アイアン・スカイ』は、9月28日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー。

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