キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は9月25日、「SolidWorks支援ツール」を改称し、機能を強化した「設計業務支援ツール for SolidWorks Ver.4」の発売を、10月1日より開始すると発表した。価格は30万円(税別)。

同製品はこれまで、3D CADソフト「SolidWorks」の保守ユーザーに提供されていたが、今回より、保守契約ユーザー以外へも有償で提供する。

具体的な機能強化として、解析機能の追加、スケッチ機能・図面機能の強化などが行われた。

解析機能は、複数の解析処理を連続で実行でき、スタディ指定一括解析機能やスタディ結果保存先編集機能を搭載。

スタディ指定一括解析機能

スケッチ機能は、定形図を効率的に描くことができる、スケッチ基準線作成機能、二等分線作成機能、3次元スケッチ点作成機能などを搭載し、図面機能は、2次元図面に対して図面編集の操作性を向上させるビューラベル一括編集機能、角穴中心線作成機能などを搭載した。

スケッチ機能の強化

図面機能の強化

そのほか、新バージョンの主な新機能として、重心点作成、角穴中心線作成、図面構成部品置き換え、ハイトマップ、ネジ/穴位置寸法一覧図作成、背景色指定画面キャプチャ、アセンブリ構成部品管理、指定位置距離測定、ファイルバージョンチェッカー、スタディ結果保存先編集、スタディ指定一括解析、未チェックインファイル検索、電子印章貼付などが新たに備わった。