エルネットは「タイムマネジメントに関するアンケート」を実施し、その結果を発表した。本調査は、同社が運営するオンラインストレージサービス「宅ふぁいる便」ユーザーを対象に、2012年8月1日~9月2日に実施したもの。回答数は456名。

調査では、まず回答者がどのような状態に置かれているのかを聞いた。その結果、全体では「仕事が多い(51.1%)」、「睡眠時間が少ない(47.6%)」、「心を休める時間が少ない(41.2%)」という順になっており、慌しい日々を送っている様子が浮き彫りとなった。

性別で見ると、男性は項目順が全体結果と同じく「仕事が多い(59.9%)」、「睡眠時間が少ない(44.6%)」、「心を休める時間が少ない(43.5%)」といった項目を挙げる割合が高かった。女性は全体・男性の結果と全く異なり、「睡眠時間が少ない(51.9%)」、「本を読む、音楽を聴くなど心を豊かにする時間が取れない(41.7%)」、「家事に手が回らない(39.0%)」となっている。項目差はあるが、男女共に心身を休める時間の確保が難しい様子がわかる。

自分自身の状態として、あてはまるものは? 資料:エルネット

そんな多忙な人々にとって「タイムマネジメント」はどんな存在なのかを尋ねた。「とても必要(22.1%)」、「必要(41.4%)」、「やや必要(28.5%)」といった回答から、合計9割超の人が「必要なものである」と認識している結果となった。多忙な日々をより満足度高く、快適に過ごすためにタイムマネジメントは必要不可欠のツールとなってきているようだ。

自分自身にとって、タイムマネジメントはどんな存在か? 資料:エルネット

続いて実際に今、タイムマネジメントを実施しているかどうかを尋ねたところ「実施している」と回答したのは23.0%に留まり、残る77.0%の方に対して過去、試したことがあるかどうかを更に尋ねたところ、そのうち8割が「ない」という結果となった。

今、タイムマネジメントを実施していますか? 資料:エルネット

過去にタイムマネジメントを試したことがありますか? 資料:エルネット

タイムマネジメントに取り組まない理由を聞いたところ、1位は「何をしたらいいのか分からない(35.0%)」、続いて「自分に最適な方法が分からない(33.9%)」と、7割近い人が方法が分からないことが原因で二の足を踏んでいる結果となった。

同社は、仕事に家庭、そして趣味と多忙な日々を時間に追われるのではなく、主体的に過ごすためにも、まずは簡単なことから小さな一歩を踏み出すことも必要なのかもしれないと締めくくった。

タイムマネジメントに取り組まない理由は? 資料:エルネット