インテルは21日、KCJ GROUPが企画・運営を行う「キッザニア東京」のオフィシャルスポンサーとして、「サッカー スタジアム」パビリオンをオープンした。パビリオン内でサッカーのシュート練習を行い、連続写真を使ってフォーム指導が行われるほか、シュートシーンの映像を記録し、自宅でショートムービーとして楽しめるなどの体験ができる。

「サッカー スタジアム」パビリオンでは、キッザニアに来場した子どもたちが、サッカーのシュート練習を行い、その際のシュートフォームを連続写真として記録したり、シュートの速度を測定したりできる。その結果を基に「診断シート」を作成し、フォームなどについてコーチから指導が受けるられる。

まずはコーチと挨拶。日本語だけではなく英語でも挨拶を交わす

診断シートに記載するための写真を撮影

PKのような形式でシュート練習

ゴールネットの対面に設置されたディスプレイに連続写真を表示し、コーチからフォームのチェックなど指導を受けられる

動画は斜め前方と横に設置されたカメラで撮影

静止画も横方向に設置されたカメラで撮影

パビリオンの隅には機材などが置かれたブースも

シュート練習後には診断シートが発行され、それを基にした指導もある。一連のアクティビティは30分ほどかけて行われるという

また、シュート練習の際に動画も合わせて撮影し、あたかも大観衆の声援を受けながらゴールを決めているようなショートムービーを作成。診断シートに記載されたURLにアクセスし、専用IDを入力すること作成されたショートムービーを視聴できるほか、ダウンロードして保存することも可能となっている。

診断シートに記載されているURLにアクセスして、IDを入れると、シュート練習時の動画とスタジアムの背景を合成して、まるで大観衆の中でゴールを決めているようなムービーが見られる

ムービーが見られるようになるまでは、数時間ほどかかる。またムービーは10日間サーバに保存される。

インテル 代表取締役 吉田和正氏

パビリオンのオープンに先立ち行われたオープニング・セレモニーに出席したインテル 代表取締役 吉田和正氏は「子供たちが思いっきりサッカーをプレイして、家に帰ってからもムービーでその興奮を繰り返し体験できる。サッカースタジアムを通じて、子どもたちの可能性や想像力を高め、テクノロジーへの興味も生まれてくるということを期待している」と挨拶した。

パビリオンの目玉であるショートムービーのデザイン、演出は、ファッションデザイナーの山本寛斎氏が率いる「寛斎スーパースタジオ」が担当。

山本氏は「孫とボール遊びをするうちに、テンションが上がった。子どもを育てるうえで愉快な切り口だと思った。一方で家の中にあるPCも、まだ2歳半だというのに相当自由に使っている。そういうところからアイデアが出てきた」とアイデアのきっかけを明かした。

山本寛斎氏

また、「社会が大きく変革しつつある中、若者たちに指導をする立場になった。そういうときにこういう手伝いができるのは光栄以上の気持ち」と語った。

「キッザニア」は、メキシコで開発された、子ども向けの職業体験施設。3歳から15歳までの子どもを主な対象として、実在する企業が出展したパビリオンで職業・社会体験が行える。「キッザニア東京」は、2006年にオープン。現在60社以上の企業が出展し、90種類以上の職業が体験できる。

左からキッザニアを運営するKCJ GROUP 代表取締役兼CEO 住谷栄之資氏、吉田氏、山本氏

セレモニーには、なでしこジャパンのメンバーで日テレ・ベレーザに所属する阪口夢穂選手と岩清水梓選手からも応援メッセージが届いた