MMD研究所は9月20日、グループチャットサービスの利用実態に関する調査結果を公開した。同調査は9月10日~14日に、15歳~59歳のスマートフォン所有者を対象として実施されたもので、有効回答数は651となっている。

発表によると、グループチャットサービスの登録率は71.9%で、2月に実施した前回調査時の58.6%から約13ポイント上昇した。58.8%の人が「登録して利用している」、13.1%の人が「登録しているが利用していない」と回答している。各サービスの登録率は「LINE」が68.2%で最も多く、次いで「Skype」が67.5%。「Facebookメッセンジャー」も21.4%の人が登録している。

登録しているグループチャットサービス(発表資料より)

最も利用しているグループチャットサービスを尋ねた質問でも、「LINE」という回答が49.4%で一番多く、「Skype」が31.6%と続く。登録率・利用率ではLINEとSkypeが他サービスに大きな差をつけていることがわかる。なおLINEは、10代の利用率が他の年代より高いという。

最も利用しているグループチャットサービス(発表資料より)

グループチャットサービスが便利だと思う点を聞いた質問では、「メールより簡単にメッセージが送れる」という回答が70.7%で最多。ほかには、「同時に数人とチャットができる」や「音声通話が無料(国内)」といった回答も多い。

グループチャットサービスが便利だと思う点(発表資料より)

一方、グループチャットサービスが不便だと思う点については、「電話帳に登録している人全てに情報が公開されてしまう」という回答が36.3%で最も多い。28.2%の人は、不便なところはないと答えている。

グループチャットサービスが不便だと思う点(発表資料より)

このほか、LINE登録者を対象とした質問では、全体の23.7%が「有料スタンプの購入経験がある」と回答している。購入個数別に見ると、スタンプを1個購入したことのある人が7.8%、2~3個が10.3%、4個以上が5.6%という結果になっている。

本調査のすべての質問と回答を集計した詳細データは7万3500円で販売されている。