これが問題のクローサー誌の表紙

英キャサリン妃のトップレス写真がフランスのゴシップ雑誌に掲載され、バッキンガム宮殿のスポークスマンが「決して踏んではならない線を踏み越えた」と怒りをあらわにしている。

つい先日には、ウィリアム王子の弟、ヘンリー王子が8月17日の晩にラスベガスのVIP用スイートルームで男女を交えて全裸になり「ストリップ・ビリヤード」を楽しんでいる様子が激写され、物議を醸したばかりだった。

そして今回は、先週フランスのプロヴァンスにあるエリザベス女王の甥リンレイ卿の私有地の城で休暇を取っていたウィリアム王子とキャサリン妃がテラスで日光浴をしているのを狙って、パパラッチが望遠レンズで激写。その複数の写真を仏クローサー誌が購入したという。

同誌のサイトではすでに、9月14日に発売された同誌の表紙に掲載されているキャサリン妃のビキニ姿を予告として載せており「世界的スクープ:プロヴァンスで休暇中のケイトとウィリアム:オー、マイ、ゴッド!」とのキャプションが付けられている。

同サイトに予告として載った写真にはモザイクがかかっているものの、ビキニ姿のキャサリン妃が水着のトップを外そうとしている姿がありありと掲載されている。同誌の編集者ローレンス・ピオ氏は、今回の激写によってヘンリー王子は「自分1人だけじゃないと感じただろう」と語り、さらにキャサリン妃の"完全なトップレス"写真には、乳首も鮮明に写っていると主張している。

トップレス写真を激写されたキャサリン妃 (C)BANG Media International

同誌サイトには「2人が結婚して1年わずか、このロイヤル・カップルは自分たちのエデンの園で行っている儀礼やエチケットとは程遠い、ロマンチックな逃避行を楽しんでいるのです」「ヘンリー王子のラスベガス休暇の後は、クローサー誌でケイト・ミドルトン(キャサリン妃)とウィリアム王子のセクシー激写を!」「今まで決して誰も見たことがないような、未来のイングランド女王の驚くべき写真をご堪能……こんなキャサリン妃の姿は金輪際見られない!」と凄まじい勢いで綴られている。

またクローサー誌によれば、キャサリン妃らがいたスイミングプールは公道から丸見えの場所にあり、同地の関係者は、国際的なパパラッチ集団とは全く関わりのない地元新聞記者でさえ、公道から容易に写真を撮れる状況だったらしい。「もし、公道から丸見えの場所で2人の有名人が服を脱ぐと決めたからには、その2人は当然の結果として写真を撮られることを覚悟するべきですね。まあ、実際撮られたわけですが」

今回クローサー誌が写真を掲載する決定を下したことで、今までも皇室のプライバシーを守ってきたバッキンガム宮殿側は言うまでもなく憤慨。写真が本物なのかどうかについてはいまだ確認されていないものの、バッキンガム宮殿側はフランスの複数の弁護士にすでに相談を持ちかけており、英国王室としては異例の法的措置も辞さない構えだという。

さらにバッキンガム宮殿のスポークスマンは、ウィリアム王子とキャサリン妃は共に「怒り心頭だ」と伝え、クローサー誌について「決して踏んではならない線を踏み越えた」とも語っている。また、英国王室は「今回の件は、ダイアナの生前にメディアとパパラッチが度を越した報道をした最悪のケースを思い起こさせます。ウィリアム王子とキャサリン妃にとってはなおさらでしょう」と声明を発表している。

(C)BANG Media International