富士通セミコンダクター(FSL)は9月13日、ARM Cortex-M3コア採用の32ビット汎用RISCマイコン「FM3」ファミリとして、「ベーシックグループMB9B520M」シリーズ72品種、「ローパワーグループMB9A150R」シリーズ21品種の2グループ合計93品種を発表した。

「FM3」ファミリは、Cortex-M3をコアに、FRマイコンで培った周辺機能を融合した製品群。「ベーシックグループ」は、インバータ制御を容易に行うことができるため、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの白物家電、および一般家電のマンマシンインタフェース制御、プリンタやコピー機などOA機器に使用される各種モーター制御、さらにCAN搭載により各種産業機器のネットワーク通信にも幅広く対応すると同社では説明している。一方の「ローパワーグループ」は、市場での低消費電力化の要望に対応させた製品群で、バッテリーを使用するモバイル製品やデジタル家電、ヘルスケアなどの低消費電力を要求される民生機器に適している。また、周辺機能にはリアルタイムクロックHDMI-CECなどを搭載しており、バッテリー機器以外に、AV機器やデジタル家電間のデジタル接続制御が要求されるAVアプリケーションにも対応するという。

「ベーシックグループ MB9B520M/320M/120M」シリーズは、従来の「ハイパフォーマンスグループ」の豊富な周辺機能を継承し、CPUクロックを従来のベーシックグループの40MHzから72MHz動作まで引き上げた製品群をラインアップに追加。インバータ制御機能に加え、CAN、USB2.0、リアルタイムクロックを搭載し、フラッシュメモリ96~288KBのバリエーションと48~96ピンのパッケージを取り揃えている。

「ローパワーグループ MB9A150R」シリーズは、動作時の低消費電力化やバッテリー機器向けに低電圧動作を実現した同グループ既存品のフラッシュメモリ、パッケージピン数を上方展開させた製品群。フラッシュメモリは288~544KB、パッケージピン数は80~120ピンをラインアップしている。

なお、価格は1000個購入時で「ベーシックグループ MB9BF524MPMC」が420円、「ローパワーグループ MB9AF156RPMC」が500円。「ベーシックグループ MB9BF524MPMC」は11月30日、「ローパワーグループ MB9AF156RPMC」は9月28日より出荷を開始する。

「ベーシックグループ MB9B520M」シリーズ

「ローパワーグループ MB9A150R」シリーズ

ARM Cortex-M3コア採用の32ビット汎用RISCマイコン「FM3」ファミリのロードマップ