NXP Semiconductorsは、Thunderboltインタフェース向け高性能省電力スイッチ「CBTL05024」を発表した。

Thunderboltインタフェースは、10.3Gbpsの全二重データパス2本で構成されており、PCと周辺機器、ディスプレイ機器間の高速データ伝送を実現することが可能で、1本のケーブルでPCI Express/DisplayPortの接続を同時にサポートしている。

同社の高速スイッチは、すでにThunderboltコネクタに採用されており、高い性能とシグナル・インテグリティーを提供すると同時に部品コストを抑えることが可能なことから、Intelのリファレンスデザインで使用が推奨されている。

今回の「CBTL05024」も同様で、さらに外付けPINダイオードなしで10GbpsのThunderbolt信号を統合し、信号品位を強化して電力効率を高めている。これにより、バスパワー駆動Thunderboltデバイスの新たな仕様を上回る省電力性を実現した。

なお、パッケージはHVQFN。現在、一部顧客に対し、サンプル提供を開始している。価格は5000~2万5000個発注時で1.00ドルの予定。2012年11月より量産を開始する。