博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織「博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター」は9月10日、「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」の結果を公開した。同調査は10~60代におけるスマートフォンの普及状況を把握する目的で実施されているもので、第2回となる今回の調査は5月に行われた。

調査結果によると、スマートフォンの保有率は、2月に実施された前回調査時の28.2%から33.4%に増加し、順調に普及していることが見てとれる。また、男性は30~40代、女性は20~30代が保有者のメインボリュームとなっており、女性ユーザーの拡大傾向が続いている。

スマートフォン保有率(発表資料より)

スマートフォン保有率の年齢構成比(発表資料より)

また、スマートフォンユーザーの約7割は、「テレビを見ながらスマートフォンを触る」と答えており、そのうち、テレビ番組で紹介された商品やサービスをスマートフォンで検索する人が約7割、紹介されたお店や場所にスマートフォンで検索して実際に行く人が約4割いる。また全体の3割が「スマートフォンを使うことによってテレビの視聴がより楽しくなる」と回答している。

スマートフォンを触りながらテレビを見たことがありますか?(発表資料より)

テレビ番組で見聞きしたことについて、スマートフォンで検索などをしていますか?(発表資料より)

テレビを見ながらスマートフォンを使うことで、テレビをより楽しめると思いますか?(発表資料より)

これらの結果から同社では、スマートフォンがテレビと商品・店・ソーシャルをつなぐ「行動ハブ」として機能していることがうかがえるとしており、今後もスマートフォンの普及状況と、マーケティング・コミュニケーションにおける「行動ハブ」としての可能性に注目し、スマートフォンユーザー調査を続けていくとしている。