ZMP、車両計測用「e-nuvo Position&Motion」のデータロガー同梱版を発売

ゼットエムピー(ZMP)は9月11日、同社の車両の位置・挙動・環境を同時計測可能なセンサパッケージ「e-nuvo Position&Motion」に、ベクター・ジャパン製データロガー「GL1000」と表示ソフトを組み合わせた「e-nuvo Position&Motion データロガーパッケージ」(画像1)の販売することを発表し、同日より受注を開始した。

画像1。e-nuvo Position&Motion データロガーパッケージの主なセット内容。

e-nuvo Position&Motionは、GPS、気圧・温度・湿度センサを搭載した「ポジションセンサモジュール(42mm×52.5mm×20.5mm)」と、加速度(3軸)・ジャイロ(3軸)・地磁気(3軸)センサを搭載した「モーションセンサモジュール」(36mm×52mm×11mm)から構成される。車両に搭載することにより、絶対位置情報、車両の挙動情報、周囲の環境情報を同時に最大10msで計測することが可能だ。有線(CAN)または無線(Bluetooth)を利用できる。

今回、車載データロガーとして実績のあるGL1000と組み合わせ、データもSDカードに保存する形にしたことで、PCを使わずに計測することが可能となった。これにより屋外で移動しながらの計測や、PCを搭載しにくい小型の車両や移動体などでの計測もしやすいなった。

また表示ソフトとして、ベクター・ジャパンの「CANGraph」をセット(画像2)。測定データを物理的プロセスデータとして時間ダイアグラムに表示したり、GPSデータをGoogleマップに表示することが可能だ。評価の間に特定の地理的条件を考慮することができるため、記録した測定データの高度な解釈が可能になる。そのほか、CANapeの幅広い関数ライブラリーと外部DLLを利用して、解析を自動化することも可能。

画像2。ベクター・ジャパン「CANGraph」(「オプションGPS」利用時)

価格は、CANGraphとセットの「e-nuvo Position&Motion データロガーパッケージ」が一般94万800円、アカデミック80万4300円。センサモジュールとデータロガーのみの場合は一般67万8300円、アカデミック54万1800円となっている。なおスペックは以下の通り。

ポジションセンサモジュール

  • GPS:測位精度3mCEP(50%)、チャンネル66チャンネル、測地データWGS84、GPS感度-165dBm(トラッキング)・-148dBm(アクイジション)
  • 気圧センサ:測定範囲300~1100hPa(+9000~-500m)、分解能0.01hPa(約10cm)、精度±0.2hPa(約2m、@700~1100hPa、25℃)
  • 湿度センサ:測定範囲0~100%RH、分解能0.04%RH、精度±2%RH(@10~90%RH、25℃)
  • 温度センサ:測定範囲-40~125℃、分解能0.04℃、精度±0.3℃(@25℃)
  • 通信インタフェース:CAN(モーションセンサモジュールとの組み合わせでBluetooth通信が可能)
  • サンプリングレート:GPS・湿度・温度:最大5Hz、気圧:最大10Hz
  • 動作環境:動作温度:-30~85℃、動作保証温度:5~35℃(結露なきこと)
  • 源:3.3V(入力電圧範囲3.3~9V) ・サイズ・重量:42mm×52.5mm×20.5mm、約25g(電池は含まず)

モーションセンサモジュール

  • センサ:3軸加速度センサ:±2/4/8/16G(切替可)、12bit(サンプリングレートによる)、3軸ジャイロセンサ:±250/500/2000deg/s(切替可)、16bit(サンプリングレートによる)、3軸地磁気センサ:±0.88~8.1gauss(切替可)、12bit(サンプリングレートによる)
  • CPU:ARM Coretex-M3プロセッサ
  • 通信インタフェース:Bluetooth Ver2.0+EDRクラス1、CAN
  • サンプリングレート:加速度センサ最大1ms、ジャイロセンサ最大3ms、地磁気センサ最大6ms
  • 電源:3.3~15V
  • サイズ・重量:36×52×11mm、20g(電池は含まず)

技術仕様(GL1000)

  • CANチャンネル:ユーザー設定可能な2つのCANチャンネル
  • LINチャンネル:2つの独立したLINチャンネル
  • メモリ:SDメモリーカード(最大2GB)/SDHCメモリーカード(最大32GB)
  • PCインタフェース:USB 2.0 High-speed (USB 1.1互換)
  • ロガー容量:2GB CANメッセージ数:約1億件 (DLC=8の場合)
  • データのエクスポート形式:CANalyzer/CANoe/CANape/CANgraph(ASCIIバイナリ、MDF)、MS Excel
  • 出力:ユーザー設定可能な4つのLED/ブザー用ラウドスピーカー
  • 制御入力、制御出力:アナログ入力x4(0~16V、サンプリングレート、最大1kHz、分解能10ビット、精度1%)、デジタル入出力×2(0~36V)
  • バスエラー:CANエラーフレーム、リモートフレーム、LIN バスエラーをログ記録
  • リアルタイムクロック:日付および時刻
  • 起動時間:150ms(2GB Xmore SDメモリーカード使用時)
  • 供給電圧:5.8~30V
  • 消費電流:スリープモード時標準値160μA/通常動作時標準値55mA、12V
  • 温度範囲:-40~+85℃(SDメモリカードに依存)
  • 寸法:約107mm×85mm×35mm


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