女優の青野未来、瀬戸早妃、俳優の栩原楽人が、8日、東京・渋谷ユーロスペースで行われた映画『ナナとカオル 第2章』の初日舞台あいさつに出席した。

左から、清水厚監督、青野未来、栩原楽人、瀬戸早妃 拡大画像を見る

映画『ナナとカオル 第2章』は、甘詰留太の同名コミックが原作のSMプレイをテーマにしたラブコメディーで、2011年に公開された第1章に続く第2弾。Hなことばかりを考えている童貞の高校生・カオル(栩原)は、幼馴染で生徒会の副会長を務める優等生・ナナ(青野)の"秘密の息抜き"=SMプレイを手伝うことになる。ある春休み、生徒会のみんなと温泉街に来た2人は、隠れて“秘密の息抜き”を始めるが――というストーリーで、映画は同劇場で公開中。また、DVD(3,990円)とブルーレイ(6,090円)も28日から発売予定(発売元:バップ)。

映画初主演の青野は「SM用語が全然分からなかったので、怖さがなくて楽しくできました。青春純愛SM映画という新しいジャンルの作品です」と笑顔でアピールし、第1章に引き続きカオルを演じた栩原は「また縛れるんだって思って、すごくうれしかった。大傑作です」と笑いを誘いつつ、「キスもしていない高校生が相手に気持ちを伝えるためにSMプレイをしているのがけなげ。ピュアな2人を楽しんで欲しい」と自信を持ってPRした。また、アダルトショップの店長・橘満子を演じた瀬戸は「最初はどんな役か分からなくて不安だったけど、なんて爽やかなSMなんだって感動しました」と同作の感想を語った。

「カオルくんを本当に頼りにしてました」(青野)、「すごく堂々としてて、プライドを持って演じてた」(栩原)とお互いの印象を語った2人は、劇中でお尻を叩くSMプレイ・スパンキングに挑戦しているが、青野は「最後に撮影したシーンでした。リハーサルも無かったので、あのシーンでのナナのセリフは心から出た言葉です。痛くないように叩いてくれたんですが、すごく痛かったです」と吐露すると、栩原は「青野さんはアザが出来てしまって……。ごめんなさい」と平謝り。青野は「今までSMの世界に触れたことが無かったんですけど、カオルの愛を強く感じました。一つひとつの愛に感動しました」と満足げに語ると、瀬戸は「私も栩原さんに縛られたい。是非、第3弾で!」と次回作への出演を清水厚監督におねだりしていた。