電気通信事業者協会(TCA)は9月7日、8月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが8ヶ月連続の首位となった。2位はKDDI(au)、3位はNTTドコモ。なお、イー・アクセス(イー・モバイル)は2011年12月から契約者数の公表をやめている。

ソフトバンクは21万7,200増で、累計契約数は3,014万1,100契約となった。ソフトバンクの月間純増数が20万件を超えるのはこれで14ヶ月連続。同社として初めて累計契約数が3,000万件を突破した。iOS端末の堅調な売れ行きに加え、「PANTONE 5 107SH」などのAndroid端末の販売も好調とのこと。7月25日からは、900MHz帯を利用したプラチナバンドによるサービスを開始している。

2位のKDDI(au)は16万1,900増で、累計契約数は3,588万5,500契約となった。同社では「スマートバリュー」のキャンペーンやiPhone 4Sを対象にしたキャッシュバックキャンペーンなどを通じて、着実に契約者数を伸ばしている。3位のNTTドコモは8万1,200増で、累計契約数は6,062万8,000契約。NTTドコモでは8月20日、LTEサービス「Xi」の累計契約数が500万件を突破した。また、8月末にはスマートフォン/タブレットの新モデル全5機種を発表。新製品は9月以降、順次発売される予定だ。

携帯電話全体としては46万300契約増で、累計契約数は1億2,665万4,600契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 81,200 60,628,000
KDDI(au) 161,900 35,885,500
ソフトバンクモバイル 217,200 30,141,100
イー・アクセス - -
携帯電話総計 460,300 126,654,600

NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -5,100 55,500
KDDI(au) -4,400 -43,400
ソフトバンクモバイル -4,600 60,800

PHSではウィルコムが36,100増で、PHS全体で累計477万200契約となった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 36,100 4,770,200
PHS総計 36,100 4,770,200

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは24万5,100増で、累計345万3,300契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 245,100 3,453,300

(記事提供: AndroWire編集部)